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Revolut(レボリュート)海外送金、海外振込の為替手数料無料で噂のフィンテック銀行 Revolut の口座を開設してみて分かった、できる事、できない事

イギリス発の銀行「レボリュート」の日本銀行口座を開設してみた

海外留学や海外赴任の強い味方、為替手数料無料のRevolut。

アイルランドと日本とでまとまった金額をやり取りする機会があり、口座を開設してみることにした。

口座開設までの流れと待ち時間

アプリまたはブラウザで申し込めるのだが、当方はアプリで口座開設の手続きをしてみた。


ずいぶん前だが、登録した時の待ち順番のスクショがあったので掲載しておく。
その時は、5,848人待ちらしかった。

そこから2ヶ月程待っていると、ある日突然メールが届いた。
正直完全に忘れていた。


どうやら私の順番になったようだ。

アプリなどとうに削除してしまっていたため、再びStoreからダウンロード。

すると、また最初の登録からになり、また順番待ちになってしまった

なんでやねん!と思ったが、カスタマーサポートに連絡しても返事も来ない。

しかたなく、またそこから半月ほど待つ羽目になった。
同じ失敗はすまいと、アプリは削除しないようにしておいた。

色々あってRevolut登録完了。銀行口座開設もOK

最初の登録から2ヶ月半ほどかかり、口座本開設手続きの時に、マイナンバーカードをアップロードしたりする必要があったが。とにかく無事口座開設はできた。

Revolutのキャッシュカード兼、デビットカードを入手


銀行口座開設してから、デビットカードを申し込む(無料のやつ)。
1週間もしないうちに手元に届いた。


開けてみると、おしゃれなカード型のものが。


中にデビットカードと簡単な説明書き。



入っていたのはこれだけ。
これで念願の海外銀行口座が持てた!…と思っていたのだが。

Revolutでできる事

家計簿やらなんやら、色々とサービスはうたわれているが、使いたいのは何といっても海外送金と為替手数料無料で現地通貨で決済(引き出し)ができるサービスだ。

日本円をチャージし、現地通貨でデビットカード(クレジットカード決済とほぼ同じ)での買い物をすることはできる。
為替手数料は無料(東南アジア諸国などのマイナー通貨は無料じゃないものもある)。

普通のクレジットカードと同様に、オンラインで使う事ももちろんできる

Revolut口座間での海外送金は、送金でも受け取りも問題なくできるので、留学生などはかなり使えると思う。

ただし、同一口座間の送金なら、別に Paypal でも LINE pay でも Paypay でもなんでもできる。

Revolutでできない事

現地通貨(例えばUSドルやユーロ)での“他行への国際振込”はできるが、

“他行からの国際振込を受け取る”ことは日本のRevolutでは、今は利用できないようだ。

どうやら金融法の絡みがあるようなので、この海外送金のサービスが実現するには少し時間がかかるようだ。

実は、当方は、このRevolut口座へ、海外の従来の銀行からの振込を受け取るサービスを使いたかったのだが、

海外からの送金を受け取る目的(送金元が海外の普通の銀行)であれば、今は使えないようだ。

今後は海外旅行時などに活用したいとは思っているが、今は海外旅行を気軽にできる状態ではないので…

あと、問題ではないが、クレジットカードであれば当たり前に溜まるポイントやマイルはたまらない(クレジットカードからRevolutにチャージするなら、チャージ時に溜まるが)。

為替手数料無料とは言え、この辺り、Revolutを使えるかどうかそれぞれの状況によりけり、になりそうだ。

海外で銀行口座を作る ~イギリス短期留学で~

イギリスで銀行口座作りたい

海外の銀行口座ってちょっと憧れる。実際に使い道は何って言われても実用性はそれ程あるわけじゃないが。
 
例えば、
・海外で物を買う時、クレジットカードじゃなくて振込みができると便利。ヨーロッパの国へは振り込み手数料が無料、又はとても安い。
・定期的に旅行を行く時の為にお金を貯めておく。銀行の利息も日本よりはマシ。
・Google AdSense のイギリス口座を開設できる。お金はポンドで振り込まれる。
 
ぐらいしかない。
いずれにしても、必要ない人には全く必要ない。でも逆に作っておいても損はない。特に、イギリスの銀行口座の登録が必要なイギリスのサービスに登録できるのは嬉しい人もいるかもしれない。

 

HSBC/エイチ・エス・ビー・シー


店舗数世界1位の巨大銀行。”パスポート口座”という種類の銀行口座ならパスポートだけですぐ開設できる。
ただし、毎月6ポンド(1000円~1200円ぐらい)も口座維持費用が必要。
 
現実的には短期滞在者がHSBCで、普通の銀行口座を作るのは難しい。

 

Barclays/バークレイズ


外国人には優しくない銀行。
長期滞在者(ビザ所有者)でなおかつ定職についていれば開設は可能。でも短期滞在者や留学生、現地学生で外国人の場合は開設不可。
 
ちなみに銀行の手数料利率や条件は普通。一般的なイギリスの銀行と同じく、振込手数料は無料。

 

Lloyds/ロイズ


世界最古の保険サービスを開始した会社として有名。
 
ビザさえあれば口座開設は簡単。学生ビザでも大丈夫なのでおすすめ。
普通の銀行口座は”クラシック口座”と呼ばれ、クラシック口座を開設すると、無料で定期預金口座(easy saver)も開けることができる。定期預金口座の方が金利が良い。
 
日本の定期と違って、お金の出し入れ・振込は自由。なので実は定期預金じゃない。ただし引き落としや、クレジットカード・デビットカードの口座としては使えない。基本的にはeasy saverにお金を入れておいて、使う前にclassic accountにお金を移すことになる。
 
もちろんインターネットバンキングは全て可能。

 

Santander/サンタンデール


スペイン系でイギリスでサービスを行っている銀行の中でも最大級。
定職についていないものは、まず Basic Account を開設させてくれる。Basicでは金利が全くつかない。Debit、Credit機能もなし。日本の振替口座に似ている。それ以外は普通の銀行口座と同じ。パスポートだけで開設可能。
 
Basic Accountを開設後、半年以上経過してその間支払いの滞りなどがなければ(全く使用しなくてもOK)、Standard Accountを開設してくれる。これは普通の銀行口座で、利息もつくし、希望すればDebit、Credit機能もつけられる(クレジットカード機能をつけるには審査が必要。つまり定職についている必要がある)。
 
Santanderも簡単に口座を持てるので、まずBasicアカウントを作って、半年後にStandardに切り替えよう。Standardアカウントには、e-savingアカウントがついてくる。これはLloydsのeasy saverアカウントと同じような、日本で言う定期預金に相当する。利息がいいが、引き落としなどには使えない。ただし日本の定期と違い、出し入れ、振込は自由。
口座維持費はいずれも無料。

もちろんインターネットバンキングは全て可能。
 

RBS/ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド


スコットランド系の銀行。一般人向けの銀行サービスはあまり行っていない。
資産家でないなら用はない。

当然留学生に口座開設も不可能。

 

結論

簡単に口座開設するならLloydsかSantanderだろう。使い勝手もいい。イギリスの滞在が終わるときには、住所は日本の住所に変更しておこう。
 
もしも窓口でイギリスから完全に帰るなら口座を閉じろとか言われるかもしれない。その場合は「またイギリスに仕事で戻ってくる」などといっておけば間違いなく日本の住所への変更は可能。
 
カード更新の時なども、ちゃんと日本まで送ってきてくれる。