「自作プラグイン」タグアーカイブ

3.WordPress.orgの自作プラグインをアップロードする方法。Subversionの使い方。

WordPress.orgの自作プラグインをApache Subversionを使って公式ディレクトリに公開する

 

順序は大まかに

0. 概要:Wordpressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法

1.WordPress.orgのアカウントに登録し、公式ディレクトリにプラグインを申請する

2.プラグインの公式ディレクトリへのアップロードに必要なSubversionのダウンロードとインストール

3.Subversionを使ってWorpdress.orgの公式ディレクトリにアップロード&バージョン管理
↑いまここ↑

4..potファイルから .mo ファイルを作ってプラグインの多言語化(国際化)
 
 

という感じ。
公開後もSubversion (Apache Subversion / アパッチ・サブバージョン) を使い、バージョンアップを行っていくことになるので、その基本的な使い方のメモ。

Subversionは、コマンドプロンプトに新たなコマンドを追加するソフトウェアなので、操作はコマンドプロンプトから行う。
 
まだSubversionのインストールがまだの場合は → Subversionのダウンロードとインストール を参照。
 
 

Subversionの使い方(WordPressの自作プラグインのアップロード・公開編)

 
コマンドプロンプトを起動。
subversion-usage-1

Windows7以前のバージョンの場合は、「左下のスタートボタン」→「全てのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」。

 
 
まず、Wordpress.orgの公式ディレクトリから作業スペースを自分のPC内にコピーする。
コマンドは

svn co http://plugins.svn.wordpress.org/レポジトリへのパス/

←coとレポジトリへのパスの間に半角スペース。
subversion-usage-2

上の画像の場合、自分のPCの「Cドライブ→Users→userpc」内に作業スペース(フォルダ)をコピーする。
作業スペースの場所はどこでもいいので、デスクトップなどで作業したい場合は、

cd (フォルダへのパス)

←cdとフォルダへのパスの間に半角スペース。
で移動してから、「svn co」コマンドでコピーすること。
cd-move
コマンドプロンプト内に「cd 」と

ちなみに、レポジトリへのパスは、Wordpress.orgへのプラグイン登録申請の承認メールに SVN repository へのリンクとして記載されている。
addplugin5

 
 

コピー完了すると、下の画像のように表示される。
これで、指定した場所に「tags、assets、trunk、branches」の4つのフォルダがコピーされている。
subversion-usage-3

※エラーでコマンドが通らない場合はSubversionのインストールがうまくいっていない可能性があるので、Subversionのダウンロードとインストール を再度チェック。

 
 

コピー先を見てみると、確かにフォルダができている。
今回の場合は、「Cドライブ→Users→userpc」
subversion-usage-4

 
 

作業スペースの 「trunk」 フォルダに入れたプラグインを、Wordpress.orgのディレクトリへアップロードすることになるので、自作のプラグイン.php と、readme.txt を「trunk」内に移動しておく。

 
 

作業スペース(フォルダ)に移動するので「cd (trunkフォルダへのパス)」とコマンドを叩く。
subversion-usage-5

画像の場合では「cd C:\Users\userpc\add-featuredimage-to-all-posts\trunk」
 
 

作業フォルダ trunk の中の、自作プラグイン.php と readme.txt をWordpressの公式ディレクトリ(レジストリ)にアップロードする。
コマンドは「svn add (自作プラグイン名).php readme.txt」。
subversion-usage-6

A (自作プラグイン名).php
A readme.txt

と表示されたら、アップロード成功。1分程度必要な場合もある。
 
 

次にコミット(作業を更新を実行すること)する。
コマンドは「svn commit -m “first release.”」とする。
subversion-usage-7
この際、PCへのログインパスワードと、Wordpress.orgへのログインパスワードの入力が必要。PCへのログインパスワードが設定されていない場合は、空欄(または0000など適当)でもOK。

追加しています xxxx.php
追加しています readme.txt
ファイルのデータを送信しています ..done

と表示されれば、コミット(更新の実行)が完了している。
こちらも1分程度必要な場合もある。

 
 

以上で、自作プラグインのWordpress.org公式ディレクトリへのアップロード・公開は完了。

 
 

作業としては必要ないが、Wordpress.orgのレジストリを覗いてみると、ちゃんとアップロードされていることが分かる。なお、サーバー反映までに10分程度必要。

subversion-usage-10

これで、管理画面のプラグインの新規追加からも検索で表示され、インストールも可能になった。

 
 

Subversionの使い方(WordPressの自作プラグインのバージョンアップ編)

 
 

バージョンアップも基本的にはやることは同じ。
trunk フォルダ内の 自作プラグイン.php に修正を加えたりした後、レジストリにアップロードしてコミットする。

バージョンアップの際のコミットは「svn commit -m “1.2(数字はバージョン数)”」という形で、バージョンアップしていく。
「commit」でファイルの送信上書きもされるので、「svn add」や「svn copy」は必要ない。バージョンアップだけなら、

下画像では「first release」となっている部分をバージョン数にする。
「cd」コマンドで、trunk フォルダに移動してからコミットすること。
subversion-usage-7

追加しています xxxx.php
追加しています readme.txt
ファイルのデータを送信しています ..done

と表示されれば、コミット(更新の実行)が完了している。

 
 

バージョンを変化させずに修正する場合(誤字訂正などの簡易な変更など)の場合も、同じ方法で、
「svn commit -m “1.2(数字はバージョン数)”」
でバージョン数を変化させずにコミットすることで対応可能。

ただし、この場合既にインストールしている人には、プラグインのバージョンアップが通知されないので、修正されないままになる。

 
 

更新後にも、過去のバージョンを、残したい場合は、タグ付けが必要になる。
タグ付けのコマンドは
「svn copy (http://wordpress内のディレクトリ/trunkのURL) (http://wordpress内のディレクトリ/tags/現バージョン) -m “tagging (現バージョン) release.”」
URLとURLの間などは半角スペースを入れて。
subversion-usage-8

これで、現バージョンを、1.8としてタグ付けして残すことになる。

例えば1.9にバージョンアップした場合、1.8は1.8のまま残せるし、1.9のタグ付けをすれば、1.9も1.9のまま残すことができる。

 
 

ディレクトリに公開されているので、wordpress.orgでプラグインの検索をすると、出てくるようになる。

subversion-usage-11

また、管理画面の プラグイン > 新規追加 からも検索で追加できるようになる。

 
 

この公式ディレクトリに、ヘッダー画像を追加することもできる。
subversion-usage-12

 
 

作業スペースの assetsフォルダ に、 banner-772×250.jpg という名前の、サイズ 772px 250px の画像を入れる。
画像のファイル名は、必ずこの名前にすること。

cd コマンドで、 作業スペースの assets フォルダに移動し、
「svn add banner-772×250.jpg」 とコマンドを叩いて、画像をアップロードする。
subversion-usage-9
上の画像では、「screenshot-1.jpg」 になっているが、 banner-772×250.jpg でも同じ方法でアップロードできる。

 
 

以上で、プラグインのバージョン管理と、ヘッダー画像のアップロードも完了。

次は、プラグインの翻訳の方法を見ていこう。

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関連記事:

0. 概要:Wordpressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法

1.WordPress.orgのアカウントに登録し、公式ディレクトリにプラグインを申請する

2.プラグインの公式ディレクトリへのアップロードに必要なSubversionのダウンロードとインストール

3.Subversionを使ってWorpdress.orgの公式ディレクトリにアップロード&バージョン管理

4..potファイルから .mo ファイルを作ってプラグインの多言語化(国際化)
↑次ここ↑

1.WordPress.orgのページに、公式ディレクトリに自作プラグインを公開する方法。WordPress.orgへの登録する方法。

自作プラグインをWordpress公式として登録する方法

 

WordPressに公式プラグインとして、公式ディレクトリに登録するには、Wordpress.orgにアカウント登録する必要がある。

0. 概要:Wordpressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法

1.WordPress.orgのアカウントに登録し、公式ディレクトリにプラグインを申請する
↑いまここ↑

2.プラグインの公式ディレクトリへのアップロードに必要なSubversionのダウンロードとインストール

3.Subversionを使ってWorpdress.orgの公式ディレクトリにアップロード&バージョン管理

4..potファイルから .mo ファイルを作ってプラグインの多言語化(国際化)

 
 

WordPress.orgにアカウント登録する方法

WordPress.orgは英語だが、内容を深く読み込む必要はない。
 
また、日本語ページからでも登録はできるが、どのみち途中で英語になってしまうので、今回は英語ページで説明。日本語ページでも手順は同じ。

まず、WordPress.orgへ行く。

「Plugins/プラグイン」をクリック。
addplugin0
 
 

右上の「Register/登録」をクリック。
addplugin0-2

 
 

適当にないようを埋めて、下の「I’m not a robot」にチェックを入れてから、「Register/登録」をクリック。
addplugin0-3

 
 

ログインID(ユーザ名orメールアドレス)とパスワードがメールで送られてくるので、それでWordPress.orgにログインする。

ログイン後、「Developers/開発情報」をクリック。
addplugin1

 
 
左のメニューから「Add Your Plugin/自分のプラグインを追加」をクリック。
addplugin2

 
 

情報を入力していくのだが、「Plugin Name (required)/プラグイン名 (必須)」ここには分かりやすくて、なおかつ半角英数の短いものを入力する方がいい。
長く複雑な名前にしてしまうと、後々コマンドプロンプトで入力する時などに苦労することになる。

更に、自分のサーバー上(どこでもいい)に、自作プラグインの.phpをzip形式に圧縮してアップロードしておく。

最後に右下の、「Send Post>> / 送信>>」をクリック。
addplugin3

 
 

リクエスト送信が完了すると、審査中になる。
addplugin4

文章の内容:

Please note: Your plugin rewuest(s) below are currently pending review. You will get an email from us when we approve/reject a plugin, or if we have any questions. Please whitelist the plugins AT wordpress.org email address to ensure you receive our communications. Do NOT email us asking for status updates as that only serves to distract us from reviewing plugins. Sorry, we are unable to provide an estimate as to how long it may take to review a given plugin.

Currently there are 数字 plugins in the review queue, 数字 of which are awaiting their initial review. We appreciate your patience.

こんな感じの文章が表示される。
あんたのプラグインは今審査中よ。審査終わったらEメール送るから、wordpress.orgから行くメールを受信できるようにしておけよ。こっちにメール送ってくんなよ。審査にどれだけかかるかも分からんからな。
現在、XX個のプラグインを審査中で、XX人待ってるかんね。

ってな感じの意味だ。気長に待とう。普通のプラグインなら、長くても翌日~3日ぐらいで審査は終わる。
 
 

で、登録したメールアドレスにメールが届く。
addplugin5

Your plugin hosting request has been approved.
あんたのプラグインの審査完了したぜ。

Within one hour, you will have access to your SVN repository at
http://plugins.svn.wordpress.org/プラグイン名/
1時間以内に、SVNのサーバーにアクセスできるようになるよ。

with your WordPress.org username and password (the same one you use on the forums).
ユーザー名とパスワードでログインしてくれ。

Here’s some handy links to help you get started.
下にヒントのURLを載せておくよ。

Using Subversion with the WordPress Plugin Directory
https://wordpress.org/plugins/about/svn/
FAQ about the WordPress Plugin Directory
https://wordpress.org/plugins/about/faq/
WordPress Plugin Directory readme.txt standard
https://wordpress.org/plugins/about/readme.txt
readme.txt validator:
https://wordpress.org/plugins/about/validator/

↑この辺はあとから説明するのでここでは省略。

Enjoy!

これで、Wordpress.orgへの登録はおしまい。Wordpress公式ディレクトリに自作プラグイン用のスペースがもらえた。

次からはSubversionというソフトを使って、アップロードとバージョン管理などを行っていく。

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参考記事:
0. 概要:Wordpressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法

1.WordPress.orgのアカウントに登録し、公式ディレクトリにプラグインを申請する

2.プラグインの公式ディレクトリへのアップロードに必要なSubversionのダウンロードとインストール
↑次ここ↑

3.Subversionを使ってWorpdress.orgの公式ディレクトリにアップロード&バージョン管理

4..potファイルから .mo ファイルを作ってプラグインの多言語化(国際化)

WordPressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法

WordPressのオリジナルプラグインを公式ディレクトリに公開する方法

 

WordPressをカスタマイズしていくと、functions.phpがごちゃごちゃしたり、別のブログを作った時に、いちいちコピペしたりと手間がかかる。
そんな時はオリジナルの自作プラグインにして、Wordpress.orgの公式プラグインとして公開してしまおう。

管理画面の「プラグイン」の「新規追加」から追加できるようになるので便利だ。

プラグインの公開の手順は、

0. 概要:Wordpressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法
↑いまここ↑

1.WordPress.orgのアカウントに登録し、公式ディレクトリにプラグインを申請する

2.プラグインの公式ディレクトリへのアップロードに必要なSubversionのダウンロードとインストール

3.Subversionを使ってWorpdress.orgの公式ディレクトリにアップロード&バージョン管理

4..potファイルから .mo ファイルを作ってプラグインの多言語化(国際化)

とい流れになる。

公開後、継続して開発する場合なども、Subversion (Apache Subversion / アパッチ・サブバージョン) を使い、バージョンアップを行っていくことになる。
 
まずは、Wordpres.orgにアカウント登録して、プラグインの申請を行うまで。
 

公式ディレクトリに登録したらどうなる?

公式ディレクトリというのはWordPress.orgのPlugin Directoryの事。Wordpress.orgは英語なので、ちょっととっつきにくいが、登録さえしてしまえば後は特に何かが必要な訳ではないので頑張ろう。

addplugin0
公式ディレクトリに登録すると、WordPressのダッシュボードからもインストールできるようになる。

また、WordPress.orgのサーバー内のディレクトリが使用できるようになるので、ここからもダウンロードが可能になる。

順を追って、プラグイン公開に必要なステップを辿っていく。
 
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関連記事:

0. 概要:Wordpressの自作プラグインを公式ページに登録・公開して、プラグイン追加からインストールできるようにする方法

1.WordPress.orgのアカウントに登録し、公式ディレクトリにプラグインを申請する
↑次ここ↑

2.プラグインの公式ディレクトリへのアップロードに必要なSubversionのダウンロードとインストール

3.Subversionを使ってWorpdress.orgの公式ディレクトリにアップロード&バージョン管理

4..potファイルから .mo ファイルを作ってプラグインの多言語化(国際化)