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自宅で簡単に日本酒を醸造する方法-米麹造り-

自宅で日本酒を醸造する方法

海外に住んで日本酒を醸造しています。簡単な日本酒造りの方法を教えます。

特殊な道具がなくても作れる日本酒(どぶろく)の作り方です。

米麹を直接購入できる環境にある人、米麹を日本から持ってきている人などは、米麹を自分で作る必要はありませんので、ここは飛ばして 3. 仕込む に進んでください。
 

米麹の材料

米麹も特に難しいことをしなくても簡単に造る事ができます。
1.道具と材料を揃えるで紹介したものだけでできるので簡単です

米、水、コウジカビの粉(クモノスカビで代用可)
蒸し器(鍋と皿で代用可)、ボウル、目の細かいざる

を用意しましょう。
 

米を洗って水につける

米を2kg用意していると思いますが、その中の500g(約3.3合)を使って米麹を作ります。

まずは米500gをよく洗います。普通にご飯を炊く時よりももっとよく洗います。
米の研ぎ汁がほとんど白く濁らなくなればOKです。

よく研いだお米をボウルに入れ、たっぷりの水に浸して8−10時間放置します。

 

米を蒸す

米をザルにあけ、5分ぐらいそのまま置いておいて水を切ります。

木綿の袋に包むといいのですが、もし木綿の袋がなければ、ザルのままでも大丈夫なので、蒸し器、または鍋に入れて1時間ぐらいお米を蒸します

ちなみに、蒸すのが面倒な場合は、炊飯器で硬めに炊いてしまっても大丈夫です。

 

米を冷ましてコウジカビのパウダーを振りかける

蒸し終わったお米をバットに広げ、35℃以下になるまで冷まします。

温度が下がったら、コウジカビのパウダーをふりかけます(写真はクモノスカビです)。
8-10gのパウダーが目安です。

コウジをふりかけて軽く混ぜたら、少し山にして36〜48時間寝かせます。

なお、この時に温度が低すぎるとコウジが繁殖しないので、20〜30℃ぐらいを保っておくと良いです。

写真では少しわかりにくいですが、
お米が最初に比べると全体的に白っぽくなって、艶が失われていれば米麹がうまくできている証拠です。

元が500gのお米で、水分を吸っているので、大体600g程度の米麹ができあがります。

次に、ついに仕込み(発酵)です。