ダビデ像に代表されるルネッサンス期の彫像にも見て取れる特長だが、筋骨隆々のたくましい体なのに、男性器は異常とも言えるほど小さい。これは単純に美的センスの問題で、昔の日本では面長ノッペリのおたふく顔が美人とされていたことに似ている。ルネッサンス期にはあくまでも究極の美を表現しており、そこに特別な理由はない。
実際文字として残っているものには、体の理想的バランスなどについて言及されている。ただ、当時の官能小説のようなものの内容からは、勃起時には大きくあるべきだとの様子が描かれている。平常時は小さく、勃起時は大きくが理想とされていた様子がうかがえるという事だ。
ギャップの美学?