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自宅で簡単に日本酒を醸造する方法-道具と材料-

超簡単!自宅で日本酒を作る方法

海外に居住しているので、せっかくなので日本酒を醸造しました。

日本酒は意外と簡単に自分で造ることができます。
凝れば奥が深いのですが、一番基本となる日本酒(どぶろく)の作り方を載せておきます。

まずは自家製日本酒を作るための道具を揃えよう

道具を揃えると言っても、特殊なものは特に必要ではなく、必要なのは以下のものです。ちなみにあればいいぐらいで、必須じゃない物もあります。

・バット(蒸した米を広げておける物であれば何でもいい)
・蒸し器(なければ普通の鍋と皿でOK)
・ボウル、目の細かいザル、しゃもじ、綿の布か袋があると便利
・温度計(体温計でもいい)

 

次に日本酒を造るための材料を揃える

・米 2kg(酒4〜5リットル分)(約13.3合)
・水(水道水でも可)
・麹カビ(海外では手に入りにくいため、チャイニーズ系食品スーパーでよく見かけるクモノスカビで代用可)1パック8-10gぐらいが多く、1袋でOK。
・レモン汁(必須ではないが雑菌の繁殖を抑えるため、あると便利)
・イースト(パン用のものでOK。レモン汁と同じで、あると便利)

 

クモノスカビはこんなサシェットで1袋50セントぐらいで買えます。
Rice Leaven といい、中国の甘酒造りなどによく使われます。

揃えるものは基本、上のものだけです。

でも実は、米麹が手に入るなら、次の米麹づくりの手順が不要になります。
コウジカビ単品も不要です。
でもヨーロッパでは米麹はなかなか手に入りにくいため、米とクモノスカビから米麹を造るところから始めます。

アイルランド移住 Part 8:STEPの滞在許可更新 (滞在2年目) について

Part 8:STEPの滞在許可更新 (滞在2年目)

※STEPプログラムって色んなとこに書いてますが、STEPのPがプログラムのPなので、STEPプラグラムだとプログラムプログラムになっちゃいますね。めんど..備忘録的な意味も込め過去記事の修正はしませんが、ちょっと恥ずかしいです。

Part 7 でSTEPの滞在許可がもらえ、無事に移住完了したことを報告してから早2年。visa更新時期手続きを進めているので、ここに記載しておきます。

滞在許可更新

Part 7 のstamp4取得から早2年。滞在許可の更新日が近づいてきました。

2023年12月の時点で、半年後にリニューアルなんだけど、更新どうしたらいいの?とメールを送っていました。
その時の返事(抜粋)が以下です。

Firstly this office would like to inform you that there is a renewal process required under the STEP prior to awarding a 3 year renewal of permission. We note from our records that you are in permission until xx/xx/2024. When this permission is close to expiring (ideally 60 days before expiration date) we will require you to contact this office by email only (xxxxxx@justice.ie) requesting a renewal of permission under the STEP. This office will then issue you with a small list of requirements in order to determine if you are eligible for renewal.

Please note the following in relation to your queries below:

1. It is not necessary to renew your passport prior to renewing your permission. Should your STEP renewal application be successful you will be able to renew for the full 3 year period regardless of the expiry date of your passport.

2. You will be able to renew your permission online once you are in receipt of a letter granting you a renewal of permission under the STEP from this office.

つまり、
お前のパーミッションが切れる60日前ぐらいにメール送ってこい
・何種類か書類を提出してね。
・その時点でのパスポートの有効期限は関係なく、3年間のパーミッションを与える。
・リニューアルの手紙が届けばオンラインでリニューの手続きをしてくれ。

ってことでした。

 

STEPの条件の再確認

STEPの条件の部分でネックとなるのは、ビジネスのパフォーマンス条項です。
・3,4年で10人ほど雇用でき、4年後に年商100万ユーロ以上(だいたい年商1億円以上)を見込めるビジネスプランであること。

とあります。
アイルランドでの法人登記は行い、日本からアイルランドの法人へ送金することで、売上は作っています。

僕自身がアイルランドでインターネット系の仕事をしているため、ある程度の売上を作ることは問題ありませんでしたが、現時点(2年目の時点)で、誰一人雇用していません

年商も600万円(4万ユーロぐらい)なので 年商1億には遠く及びません
まあでも3,4年での目標値なので、現時点で達成していない事は多分問題ないはずです。
(と信じてリニューアルの手続きを進めました)

 

実際の更新手続きを進め方。提出が必要な書類一覧

ってことで、滞在許可の期限が切れる65日前ぐらいにメールを送りました。

翌日には以下のような返事がきました。

Person ID: 11xxxx-xx
Application Nos: xxxxxxxx-SUxx-xx
Business Name: xxxxxxxxxx Ltd.
Names: xxxx xxxxxxx

Dear Mr. xxxxxxx,

In order to process your application for renewal of permission under the Start-up Entrepreneur Programme (STEP) we will require the following list of documentation:

Colour copy of your full passport and colour copies of your family members’ passports (biometric page with all pages containing Irish immigration stamps)
Copies of xxxxxxxxxxx Ltd’s accounts for the year’s ending 31/12/2022 and 31/12/2023 if available, if not please provide a detailed narrative for the business highlighting the key areas listed as:
o Turnover
o Staff numbers
o Investment made in the company

Proof of residency for the calendar year’s 2022, 2023 and 2024(i.e. utility bills, personal bank statements etc)
Copy of you and your spouse’s Irish Residence Permit (IRP) for the calendar year’s 2022, 2023 and 2024.
Copy of the CT1 for the calendar years 2022 and 2023.
Tax Clearance Certificate in respect of xxxxxxxxxx Ltd. for the calendar years 2022 and 2023.
Detailed narrative on the status of xxxxxxxxx Ltd (including an overview of how xxxxxxx Ltd is currently performing, detailing that your business is trading as expected per business plan submitted and/or if measures have been put in place to deal with any difficulties, expected growth in areas such as staffing etc.)
Affidavits of good character for both you and your spouse

Please be advised, this office is only permitted to process a renewal under the STEP 3 months before the expiry date.

ここで初めてリニューアルに必要な書類が分かりました。
・2022,2023の会社の決算書類の中の財務三票(Profit and Loss, Balance Sheet, Cash Flow)
・パスポート全ページのカラーコピー
・2022,2023,2024の居住の証拠(電気代などの領収書、銀行のステートメント等)
・2022,2023,2024のIRPカードのコピー
・2022,2023の CT1 のコピー → CT1(corporation tax)は法人税の確定申告書の書類です。
・2022,2023の Tax Clearance Certificate のコピー(確定申告して納付したら出てくる書類)
・会社のパフォーマンスの説明、トレンド、プラン、困難にどう対処したか、成長予測、雇用などについて
・Affidavits of good character

の6種類です。

2022年は会社設立前なので、CT1などの会社関連の書類は2023年分しか用意できませんが、その分は説明書(2023年に会社設立したので、2022年分はありまへんって)を添付すれば大丈夫かなと思いました。

会社のパフォーマンスの説明については ChatGPTさん の助けもあり、すぐに書けました。

問題は Affidavits of good character です。
直訳すると、「良い人であることの宣言書」これが具体的に何を出せばいいのかが分かりませんでした。

 

Affidavits of good characterとは?-勘違い編-

色々調べてみた結果、 citizen information の中に「帰化する人は good character の証明として Police Certificates が必要」という文言を発見したので、「ははぁなるほど、これね」と思いました。
Police Certificates のリンク
※ ↑ 結果的にこれは間違いだったので、正しい書類は後ろの方に書いてます。

Police Certificates の取得に必要な必要な書類は以下の通り。
・申込用紙
パスポートの certified copy by Garda
・Proof of address (電気代の請求書等)
・返信用封筒
上記を同封して、最寄の Garda station の担当部署に郵送で送る。



さっそく、Garda station に行き、パスポートの certified copy by Garda を作ってもらいに行くと、
G「何それ?知らね。郵送してよ。窓口では何もできない」
と言われました。

一旦家に帰って調べるが、 “certified copy by Garda” と明記されているので、普通のコピーじゃダメっぽい。

翌日、再び Garda station に行き、
俺「ここ!ちゃんと読んで! by Garda って書いてるから!」
ってかなりしつこく言って、ちょっと聞いてくるわって事務所に一旦戻り聞いてきてくれ、
結果、G「できるってさ!パスポート貸して」
って言ってきました。

いや、自分とこの手続きぐらいちゃんと把握しててくれ!

でようやく貰った パスポートの certified copy by Garda がコレ。

パスポートのカラーコピーにハンコ捺して、サインをしてます。

で、これらの書類を Garda station の担当部署に送ったのですが…

G「お前の手続き用には Police certificates は発行できません。これはアイリッシュの人が、海外visa申請用に使う書類です!

って一蹴されてしまいました…

てことで振り出しに戻る。です。

 

Affidavits of good characterとは?-本当に必要な書類-

てことで、 Department of Justice にメールして聞きました。
俺「Affidavits of good character って具体的になんなんのよ?何を用意すればいいの?
3日後ぐらいにメールで返事が来て、
J「…renewal under the STEP we will require an affidavit sworn by you in the presence of a legal representative who is registered in Ireland or a commissioner for oaths.

つまり、アイルランドの法的資格を持った弁護士、または宣誓管理官(日本で言うところの公証役場のような場所)にて宣誓書を作ってもらえ

とのことのようです。

さっそく Solicitor にメールして、こういう書類作ってって連絡して、2,3日後に作ってもらった書類が以下です。

内容は本当に「俺いい人だよ。」って宣言してるだけですね。
ちなみに、この書類作ってもらうのに €170 必要でした。

 

ようやくリニューアルの申請

・2022,2023,2024の居住の証拠
・2022,2023,2024のIRPカードのコピー(って1枚だけですが)
・2023の CT1 のコピー
・2023の Tax Clearance Certificate のコピー
・会社のパフォーマンスの説明
・Affidavits of good character
・2022年の CT1 と Tax Clearance Certificate が無い事の説明
・パスポートの全ページのコピー

を添付し、メールで送り返しました。
この辺りの書類は、確定申告をすれば揃うものがほとんどと、IRPカードとパスポートコピー。自分で用意したのは、Affidavits of good character、会社の説明書き(写真含めてWord2ページ分程度)、2022年CT1、TCCがない説明(3行ぐらいのWord)だったので楽勝でした。

で、しばらくは結果待ち(2024/7/1~)さてどうなる事やら…
 

追加書類の提出

7/29に、そろそろ提出してから1ヶ月だなーと思って
「審査どうなってる?8月に旅行行きたいから結果分かる日程だいたいでいいから教えてよ。」
とメールしてきた返事がこれです。

In order for this Office to continue processing your application for renewal under the Start-up Entrepreneur Programme we will require the following documentation/information:

1. A personal narrative on your current living situation (including documentary evidence).

つまり、お前の居住環境を教えろってことですね。

これには、ワード1枚分ぐらいの簡単な説明書き住所、居住の証明(電気のbillや銀行のステートメントなど)納税証明書(僕の場合は持ち家なので、LPTという固定資産税の納税証明書があった)を添付して、pdfにまとめ当日中にメールで返信しておきました。

STEPの滞在許可更新の結果

そして、居住環境の返信をした翌日の7月31日にすぐ返信がきました。

Name: xxxx xxxxxx
Person ID: xxxxxxx-22
Application ID: xxxxxx-SUEP-xx
Business Name: xxxxxxxx Limited
Family members: 1

Matter: Renewal of immigration permission under the Start-up Entrepreneur Programme (STEP)

Dear Mr. xxxxxxxx,

This Office would like to thank you for your participation in our Start-up Entrepreneur Programme (STEP).

Please find attached 3 year renewal grant letter in respect of your application. This correspondence has been issued via email only.

As stated in our correspondence attached above please use the following link to assist with registering your new permission: www.irishimmigration.ie/registering-your-immigration-permission/how-to-renew-your-current-permission/registration-renewal-dublin-kildare-meath-wicklow-cork-or-limerick/.

Please also note that there is another STEP renewal available to our customers. When your 3 year permission is due to expire you may email the STEP unit again (xxxxx@justice.ie) and make a second renewal application. The STEP unit will once again request a list of documentation/information and should your application be successful you will be awarded a 5 year renewal of permission.

・許可を与えます。
・メールで送るだけで紙は発行しません。
・外国人登録はオンラインでやってね。
・3年後にまた更新しないとダメなので、またメールしてね。その時は5年の許可を与えるよ。

ということで、STEPの審査クリアして滞在許可の更新ができました。

3,4年後に、売上1億円で10人雇用できるぐらいのビジネスをしてねと言われていましたが、2年後の時点で売上600万円(日本からの売上しかない)、従業員ゼロでしたが、なんとか審査はクリアできたようです。

※なお、現在Agritechビジネスとしても本当に進行中で、次の更新時にはちゃんと商売として成り立っているスケジュール感では動いています。

5年目に従業員ゼロ、売上数百万だと流石にSTEPとしての更新はできないと思いますので、5年滞在のロングタームレジデンシーに切り替えるか、ちゃんとビジネスとしてある程度の成果を出すことを考えなければいけません。

Department of Justice からもちゃんと書類が発行され(pdfでメールで届くのみ)、これ以後はメールに記載のあった、オンラインでの滞在許可証の更新に進むのみなので、通常のVISA更新の流れとなります。

3年後にまた更新するのか、ロングタームに切り替えるのか、いずれにしても続きを書きたいと思っているので、こっそり応援していてください。

Google AFS (AdSense for Search) カスタム検索広告(CSA)をWordPressに導入する方法

Googleカスタム検索広告をWordPressに導入する方法

WordPressの自分のサイト内の検索ボックスから、自分のサイト内の記事検索をする時に、検索文字に関連したGoogle広告を表示させることができる。

これは AdSense for Search カスタム検索広告と呼ばれている。

検索向けのAdSenseには2種類ある。
1.自分の(WordPressの)検索機能を使った検索結果にAdSenseを表示させる「カスタム広告検索(CSA)」
2.Googleの提供する「AdSense検索エンジン」を埋め込む

今回はこのパターン1のカスタム検索広告(CSA)導入方法のメモ。

なお、パターン2はGoogleから提供されるコードを貼りつけるだけなので簡単。


 

カスタム検索広告(CSA)のメリット

AdSense検索エンジンの場合はGoogleの検索システムを使うので、検索の表示のされ方や広告の表示のされ方、フォント、色などカスタマイズできない部分が多い。

特に検索結果の表示順や、デザインのカスタマイズ性が低いため、自分のサイトの雰囲気に合わない場合がある。

一方で、カスタム検索広告(CSA)は、元々WordPressで使っている検索機能に、Googleの広告を表示させるだけなので、検索結果や表示順、デザインは今まで通りだ。

これは大きなメリットだと言えると思う。
 

Google カスタム検索広告(CSA)を使うために必要な事

簡単にポイントを箇条書きしておく。

・WordPress検索機能で検索された「文字列(クエリ)」をGoogleに渡す必要がある
・CSAのリクエストはアクション1回につき1件のみ
・コードを設置(広告を表示)できるのは検索結果ページのみ
・ユーザーに対して検索を誘導してはいけない(例えば、「ぜひ、検索してください!」などと書いてはいけない)
・CSAは検索結果と共に表示する(検索結果を表示せず広告だけを表示してはいけない)
・検索結果の件数より広告の数のが多くなってはいけない
・上記の環境を整えたテストページを作って、Googleの担当者にチェックしてもらわなければいけない
・テストページのレイアウトやデザインは本環境と一致していなければいけない
・チェック前の段階では、一般ユーザーに影響がある形でテストページを公開してはいけない(PVがほぼないページならOK)

なかなか面倒だが、一つずつこなしていけば実装可能なので頑張っていこう。
 

AdSense for Searchのタグをサイト内に埋め込む

ステップ1
WordPressの

<head></head>

内に、Google AFS CSAのコードを貼りつける。

なお、AFSのコードはこんな感じだ。

<script async="async"
src="https://www.google.com/adsense/search/ads.js"></script>
<!-- other head elements from your page -->
<script type="text/javascript" charset="utf-8">
(function(g,o){g[o]=g[o]||function(){(g[o]['q']=g[o]['q']||[]).push(
arguments)},g[o]['t']=1*new Date})(window,'_googCsa');
</script>

これは管理画面のテーマエディターからできる。(WordPressの子テーマ化は完了している前提)

このコードはGoogleタグマネージャーを使うと動かないので、直接head内に貼り付けること。

ステップ2
WordPressの

<body></body>

内に、Google AFS CSAのコードを貼りつけるのだが…

<script type="text/javascript" charset="utf-8">
var pageOptions = {
"pubId": "pub-9616389000213823", //このIDはテストページ用なのでこのまま使用可
"styleId": "5290249905",
"query": "" //←ここにWordPressの検索クエリを代入する必要がある
};
var adblock1 = {
"container": "afscontainer1"
};
_googCsa('ads', pageOptions, adblock1);
</script>

ここでは、Googleに渡すqueryに、WordPressの検索クエリ(ユーザーが検索した時に入力した値)を代入しなければならないため、単純に body 内にコードを貼りつけるだけではダメ

PHPを使ったり色々な方法があるが、ここではJavaScriptを使った方法を紹介

下記のコードの記述したjsファイルを用意する。ファイル名は何でもいいが、ここでは「afs-body.js」とした。
WordPressの子テーマフォルダ内にアップロード
場所はどこでもいいが子テーマフォルダ内に「js」フォルダを作ってその中にアップロード。

var searchQuery = mySearchQuery.searchQuery;
var pageOptions = {
"pubId": "pub-9616389000213823",
"styleId": "5290249905",
"query": searchQuery
};
var adblock1 = {
"container": "afscontainer1"
};
//alert(searchQuery); ←ここのコメントを外すと、ポップアップでsearchQueryが出てくるのでチェックできる
_googCsa('ads', pageOptions, adblock1);

「var searchQuery = mySearchQuery.searchQuery;」で、WordPressのクエリをsearchQuery(変数)に代入し、そのままGoogleの”query”に渡している。

これをfunctions.phpから呼び出すように設定する。

ステップ3
続いて、WordPress管理画面の「外観」→「テーマエディター」から「functions.php」に下記を追記

function my_wp_footer(){
  $mySearchQuery = array(
    'searchQuery' => get_search_query()
  );
  wp_enqueue_script( 'afs-body', get_stylesheet_directory_uri() . '/js/afs-body.js' );
  wp_add_inline_script( 'afs-body', 'var mySearchQuery = ' . wp_json_encode( $mySearchQuery ), 'before' );
}
add_action('wp_footer', 'my_wp_footer');

これで、jsフォルダ内のafs-body.jsを呼び出す。
 

WordPressでGoogleによる審査用のテスト環境ページを作る

ステップ1
子テーマの中に、search.phpsearchform.phpを親テーマからFTPなどを利用してコピーして入れる。
それぞれをsearch-test.phpsearchform-test.phpに名称変更する。

※SANGOのテーマでsearch.phpとsearchform.phpという名前だが、テーマによっては名前が違う可能性がある。要は検索フォーム用のテンプレートと、検索結果を表示するテンプレート

これは、テスト環境用の検索フォームと検索結果ページを新たに作る必要があるため。
 

searchform-test.phpの中身のpost_typeのvalueを「post」→「test」に変更。

<input type="hidden" name="post_type" value="test">

 

ついでに、普通の検索フォームと区別するため下記の「検索」を「T 検索」に変更。

<input type="search" class="searchform__input" name="s" value="" placeholder="T 検索" />

※これは見た目で区別がつけやすいためだけなので、別にやらなくてもいい。
 

searchform-test.phpの検索ボタンを押した時に付与するタグをsearchからsearch-testに変更

<button type="submit" class="searchform__submit" aria-label="検索"><?php fa_tag("search-test","search-test",false) ?></button>

 

search-test.php(検索結果ページ)は、タグsearchでなくsearch-testの結果から取得するようにするため「search」→「search-test」に変更。

<h1 class="search-title"><?php fa_tag("search-test","search-test",false) ?>「<?php echo esc_attr(get_search_query()); ?>」の検索結果</h1>

 

search-test.phpの検索結果一覧表示の上あたりに、広告タグを入れたいところなのだが
Googleの検索広告のポリシーに「検索結果の件数より広告の数のが多くなってはいけない」というのがあるため、検索結果が0件だった場合には広告を表示させてはならない。

ということで、下記の広告タグは別の場所に入れることにする。

<div id="afscontainer1"></div>

search-test.phpの「post-grid」を「post-grid-test」に変更。

<?php get_template_part('parts/post-grid-test');//記事一覧?>

これでsearch-test.phpで表示される検索結果一覧の部分はparts/post-grid-test.phpを参照するようにする。
 

親テーマフォルダから「parts/post-grid.php」ファイルを、子テーマフォルダにコピーして入れる

子テーマ無いのファイルを「post-grid-test.php」に名称変更しておく。

post-grid-test.php22行目あたりから広告タグを追加する。

  if( is_sidelong() ): // 1)横長
  ?>
  <?php if( is_search() ): ?><div id="afscontainer1"></div><?php endif; ?> //GoogleAFS広告タグ
    <div class="sidelong">
      <?php
        $i = 1;
        $shown_count = 0;

検索結果の表示スタイルによって場合分けされているので、43行目あたりにもに忘れないように追加しておく。

<?php
	else : // 2)カードタイプ
?>
  <?php if( is_search() ): ?><div id="afscontainer1"></div><?php endif; ?> //GoogleAFS広告タグ
    <div class="<?php echo $className ?>">
      <?php
        $i = 1;
        $shown_count = 0;

 

広告タグをis_searchでくくっているのは、検索結果画面以外(例えばカテゴリ一覧画面など)では出力されないようにしているためだ、

<?php if( is_search() ): ?> <?php endif; ?>

 

※なお、この辺りもSANGOのテーマの話なので、ファイル名やディレクトリはテーマによって異なるかと思う。
 

子テーマのfunctions.phpに記述

function search_form_shortcode( ) {
 ob_start();
 get_template_part('searchform-test'); // searchform-test.phpを読みこみ
 return ob_get_clean();
}
add_shortcode( 'search', 'search_form_shortcode' );

これで、searchform-test.phpをテンプレートとして読み込ませつつ、ショートコードとして登録。→記事中にsearchform-testを埋め込めるように。

同じく、子テーマのfunctions.phpに記述

function cptui_register_my_cpts() {
$labels = [
"name" => __( "test", "custom-post-type-ui" ),
"singular_name" => __( "test", "custom-post-type-ui" ),
];
$args = [
"label" => __( "test", "custom-post-type-ui" ),
"labels" => $labels,
"description" => "",
"public" => true,
"publicly_queryable" => true,
"show_ui" => true,
"show_in_rest" => true,
"rest_base" => "",
"rest_controller_class" => "WP_REST_Posts_Controller",
"rest_namespace" => "wp/v2",
"has_archive" => false,
"show_in_menu" => true,
"show_in_nav_menus" => true,
"delete_with_user" => false,
"exclude_from_search" => true,
"capability_type" => "post",
"map_meta_cap" => true,
"hierarchical" => false,
"can_export" => false,
"rewrite" => [ "slug" => "test", "with_front" => true ],
"query_var" => true,
"supports" => [ "title", "editor", "thumbnail", "revisions", "page-attributes", "post-formats" ],
"show_in_graphql" => false,
];
register_post_type( "test", $args );
}
add_action( 'init', 'cptui_register_my_cpts' );

これは管理画面にtestっていうスラッグで新たなメニューを追加。
「投稿」とは別に「投稿」と同じ要素を持ったカスタム投稿タイプを追加(記事一覧には出てこないようにしてるのもここ)。
イメージとしては完全別ページのカテゴリを追加みたいな感じ。

なお、カスタム投稿タイプの追加はプラグインを使ってでもできる。
代表的なプラグインはCustom Post Type UI
 

カスタム投稿「test」に適当に本記事をコピペする。
Googleの検索広告を表示させる時に検索結果がゼロではダメなので、「test」にも何個か記事が必要なため。

コピペ記事とは別に「test」に新規投稿
この記事にsearchform-test.phpを埋め込む
functions.phpに記載してショートコード[search]として登録しているので、それ呼び出す。

子テーマのfunctions.phpに記述

function custom_search_template($template){
   if ( is_search() ){
      $post_types = get_query_var('post_type');
      foreach ( (array) $post_types as $post_type )
      $templates[] = "search-{$post_type}.php";
      $templates[] = 'search.php';
      $template = get_query_template('search',$templates);
   }
    return $template;
}
add_filter('template_include','custom_search_template');

検索結果をsearch-{$post_type}.php に出力するように変更。

post_typeはtestで登録してるので、すなわち
post_typeがtest の場合は serch-test.php をテンプレとして使う。という意味になる。

同じく、query関係で、search-test.phpの上の方にphp記述追加

<?php
global $wp_query;
$total_results = $wp_query->found_posts;
$search_query = get_search_query();
?>

search-test.phpでは、WordPressの検索(search)の仕組みをそのまま使っている。
でも、search-test.phpに、クエリ(検索文字)を渡してくれないので、ここでグローバル変数wp_queryからsearch_queryにひっぱって代入している。

これによって、検索結果ページにもちゃんとクエリ(検索文字)が引き継がれて表示される。

これで、テスト環境の構築とクエリをGoogleに渡して広告を表示させる行程のは終わり
 

Googleの担当者に連絡してサイトをチェックしてもらう

チェックには1週間程度必要だとのこと。

実際には3,4日で審査完了することがほとんどだ。
 

テスト環境から本環境へ移行

本環境に適用する時は、
testに投稿した記事及び検索フォーム用のページを全て削除。
search-test.phpを削除。
searchform-test.phpを削除。
search-grid-test.phpをsearch-grid.phpにリネーム。

testの記事はゴミ箱に入れるだけでなく、必ず削除すること。←後でカスタム投稿タイプを削除した際にも、記事が残ってしまうため。

functions.phpに記述した、「search-test」のショートコード追加カスタム投稿タイプ追加searchform-test.phpからの検索はsearch-test.phpに飛ぶようにした部分は全て削除又はコメントアウト。

※プラグインを使ってカスタム投稿タイプを追加した場合は、プラグインを無効化して削除。

結果的に残る部分は
jsフォルダに作ったJavaScriptファイル(afs-body.js)
search-grid-test.phpをリネームしたsearch-grid.php
functions.phpに記述したJavaScriptを呼び出す記述

の3つだけになるはず。

最後に
afs-body.jsの中の「”pubId”: “partner-pub-xxxxxxxxxxxxxxx”」のIDをテスト用のものから自分のIDに変更して完了。

これで本環境への適用と、テスト環境の廃止も完了だ。