2月20日と10月20日の2日間、これはラムセス2世の誕生日と、即位した日だが、に太陽が奥まで差し込む神秘的な神殿。だった。昔はそうだった。
アスワンダムの建設の際に沈むからと移設し、今では2月22日と10月22日のなんでもない日に光が差し込むし、しかも中心から結構ずれている。
外観も酷いもので、巨大石像を切り刻んで運んだものだから、表面に無数のきり後が見える。まさに最低である。
「エジプト」カテゴリーアーカイブ
ラクダ必須。砂嵐に霞むツーリストポリス
エジプトのカイロにはいたるところにラクダのツーリストポリスがいる。少し風が吹けば砂が舞い上がる砂漠においては車はすぐダメになるので、ラクダが必須。
ポリスといいつつ、「道はあっちだ」、「ここで写真を撮ったらどうだ?」などの余計なお世話を焼いてはチップをせびってくる、乞食とあんまり違いないうっとおしい存在でもある。
世界で一番成功した公共事業
4000年以上前に、国王の命令で20数年(早い!)の年月と膨大な人的資源を投入して作られたピラミッド。4000年たった今でも健在で、8300万のエジプト国民を養う筆頭と言える観光施設だ。
日本でも最近、公共事業は無駄遣いだと騒がれているが、これだけ長い間国民を食わせ続けてくれる公共事業なら、数兆円を投入する価値もあるのでは?