「メキシコ」カテゴリーアーカイブ

マヤ時代のサッカー場。ゴールが丸い

マヤ・サッカーの球戯場。ルールや試合の様子は壁に残る彫刻で詳細に知ることができる。
アメフトのように防具を身にまとい激しく戦う。敵陣の壁にぶつけると得点になる。輪っかの中にボールを入れるとその場で勝利となる。
これは生贄の儀式の一環で、勝者は神に血をささげる。切り落とされた首から噴き出しす血が、恵みをもたらすと考えられていた…んなわけないのに…

文化や習慣と言ってしまえばそれまでだが、生贄の裏の意図や発祥、根源たる目的には殺人そのものがあるのではなかろうかと思ってしまう。それほどまでにマヤは生贄の儀式が盛んだった。
つまり、統治者または神官のようなポジションの人間が、何らかの理由で殺したい人がいて、理由をつけて殺し、それが慣例化され目的は神への捧物へと昇華された。
今で言う、一種裁判所のような機能を有していたのではないか。

世界一美しい、魔女が作ったピラミッド

メキシコ東部ユカタン半島にあるマヤ初期のウシュマル遺跡。
その遺跡の美しさから、魔女が作ったと言われている。遺跡自体は西暦1000年ごろにおおよそ今の形が出来上がったとされ、マヤ遺跡の中では比較的古い。
ピラミッドとは言うものの、エジプトのピラミッドより二回りほど小さく、材料となる岩もせいぜい50cm四方程度の大きさ。曲線うまくつかったデザインが美しい。

アステカの遺跡で発掘されたデカイ顔

メキシコ中部のビジャエルモーサという小さな町の動物園の中に、無造作に並べられたアステカ文明の遺産を見ることができる。
アステカやマヤは高い技術でとても不思議な遺跡を数多く残している…と思われがちだが、残された遺跡のクオリティは低いし、なにより時代が新しい。世界4大文明やそれに類する時代は紀元前4000年~なので6000年も前に栄えたという歴史を持つが、アステカは西暦1500年程度。たった500年前でしかない。