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【解決済み】既定のアプリを変更しても、変わってくれないバグの対処法 Windows10

設定やコントロールパネルから既定のアプリを変更できない問題

Windowsで「既定のアプリ」を変更しても変わらない問題が多数報告されている。
以下の条件に当てはまれば、下記の解決法を試してみるとよい。

 

条件と症状

・ファイルを右クリックして「プログラムから開く」→「別のプログラムを選択」から変更しても無理
・歯車マークの「設定」から「アプリ」→「既定のアプリ」→「ファイルの種類ごとに既定のアプリを選ぶ」から変更しても無理
・再起動しても無理
・コントロールパネルからいっても無理(結局「設定」から進むのと同じ)。


↑この辺の設定ではいくらやっても既定のアプリが変更できない

 

原因

2018年10月からに配布されたWindows updateのKB4462919が悪さをしている。

ちなみに、KB4462919には既定のアプリの問題だけでなく、PCの環境によっては起動不可になるという、恐ろしいバグを含んでいる。

 

対処法

・ウィンドウズアップデートのKB4462919をアンインストールする。

左下のWindowsのマーク→歯車マークの「設定」→「更新とセキュリティ」

「更新の履歴を表示する」

「更新プログラムをアンインストールする」

KB4462919をアンインストール

アンインストールが終わると再起動されるので、その後普通に「既定のアプリ」を変更してみよう。

 

更新プログラムが自動で再インストールされないようにする

Windows 10 に一時的に再インストールするのを止める必要がある。

Windows8 までは設定画面から更新プログラムを選んでスキップすることができたが、Windows 10では不可。

そこで、マイクロソフト公式の更新停止ツールを使う。

https://support.microsoft.com/ja-jp/help/3073930/
このページの中ほどの
新しいドライバーの修正プログラムがリリースされるまで、一時的にドライバーが再インストールされないようにするには、Windows 10 用の Windows 更新プログラムとドライバーの非表示と表示を切り替えるユーザー インターフェイスを提供するトラブルシューティング ツールを利用できます。

次のトラブルシューティング ツールは、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

[ダウンロード] アイコン 「更新プログラムの表示または非表示」トラブルシューティング ツール パッケージ」

と書いている場所から、wushowhide.diagcab というトラブルシューティングツールをダウンロードして、更新プログラムを停止させておこう。

KORG D888 MTRが壊れた-分解して中の音楽データを救出する方法

突然KORG D888が故障した

今まで順調に使っていたMTRのD888がご臨終となった。

症状はこんな感じ
・電源は入り、ディスプレーにD888と表示される。
・そこから動かない。
・操作はできず、PCにつないでも認識されない。


電源ONにしてもディスプレーはここからは動かない。
どのボタンを押しても反応なし。

 

D888を分解してHDDを取り出す


まずは側面のネジを外す。両サイドで3ヵ所、3ヵ所ぐらい。


ネジを外すとプラスチックカバーがすぐ外れる。


背面のネジを外す。側面と同じ形のネジだった。


裏面のネジを外す。


これで、ガボっとフタを外すように筐体を分解できる。


内蔵のハードディスクは
Seagate Barracuda 7200.7 40GB Model: ST340014A


HDDを固定してる横のネジを外す。
HDDをD888から取り外し、直接PCにつないでデータをサルベージしよう。
繋がっているケーブルは引っ張ると普通に抜ける。

 

Seagate ST340014AHDDからデータを復旧させる手順


PCに接続するにあたり、HDDをマスターモードでつなぎ外付けHDD化する必要がある。


KORG D888では、内臓ハードディスクのST340014AHDDは元々は 「Cable select」 になっていた。
HDDの側面の端子の部分についている小さい「ジャンパー」と呼ばれるプラスチック部品でモード切替ができる。


ピンセットでジャンパーを引っ張ると、普通に抜ける。
これをMaster=on Slave=off と書いている図の通りに差し替えるとOK。


ちなみに、今回は関係ないがSlave(スレーブ、スレイブ)にしたい場合は、ジャンパーを外してどこにもつながなければいい。

Seagate Barracuda 7200.7 40GB Model: ST340014Aは、3.5インチHDD。IDEでPCにつなぐ。

IDEは、別名ウルトラATA(UltraATA)、もしくは単純にATAと呼ばれる。こともあるが、このHDDにはUltra ATAと書いているので、一般的にはIDEと呼ばれるケーブルで接続できる。


家電量販店や、パーツショップ、Amazonなんかで1000円~3000円ぐらいで売っている。
IDE – USBの変換ケーブル(接続ケーブル)でつなぐ。


ケーブルにつないで、電源につないでPCにつないでデータ吸収。

【解決済み】Oculus Rift 音しか聞こえない、映像が出ない時の対処法

Oculus Riftのトラブル

VRの最古参でもっともポピュラーなVRヘッドセットの一つ、Oculus Rift(オキュラス・リフト)のトラブルが発生した時の対処法。

運営元のFacebookによると、徹底的な品質管理を行っており、不良品率はかなり低い。
不良品を疑う前にPCの環境と設定を調べて欲しいとのことだ。
 

条件と症状

・PCのスペックは足りている(グラフィックボードを搭載している、など)。
・Oculus App のセットアップも途中までは問題なく進む。
・セットアップ後半でヒーリング音楽のようなものは聞こえる。
・映像が見えない。
・ケーブル抜き差ししても直らない。
デスクトップPCではない場合は特に要注意

 

原因

スペックが足りていても(特にノートPCに多い)、オンボードのCPUとNVIDIAやAMDなどのGPU両方搭載していて、自動的にグラフィックをどちらで処理するか最適化するPCではOculus Riftの映像が見れない場合がある。

有名な機種では、Dell Inspiron 7000 ゲーミングシリーズなどだ。Acer、hp、LenovoのゲーミングPCでも同様のものがある。

原因は先述の NVIDIA Optimus で、仮にコントロールアプリケーションで、手動でGPUを使うように指定していたとしても、出力する際にCPU経由になってしまうので映像が出ない。

↑この辺の設定変更では対処不可能

 

対処法

しかし、この問題は、正確に言うとスペックの問題ではない。
あくまでもディスプレイの問題でしかない。

更に、PCのディスプレイは高性能GPUで処理しても、CPU経由で出力されてしまうが、外部ディスプレイはこの限りではない。

つまり、形式上、外部ディスプレイ(USB電源ではなく、別電源のものに限る)を経由して、そこからRiftへHDMIで出力してやれば使えるということになる。

ここで使えるのが、HTC VIVEのLinkBoxだ。

このLinkBoxは外部電源HDMIアダプターとして使えば、Riftの映像出力を行う事ができる。

 

必要なもの

・HTC VIVEのLinkBox(家電量販店で3700円ぐらい)
・HDMIケーブル(1.4 または 2.0 もしくはその上位互換)
・HTC LinkBoxの電源(12V 1.5A 出力のもので端子の形が3.5×1.35mmの物。1000円ぐらい)
※↑LinkBoxを単体で買うと電源ケーブルも何もついてこない。


 

あってもなくてもいい物:
USB 3.0ケーブル

 

繋ぎ方


・LinkBoxのオレンジっぽい側(上から見たらVRって書いてる方)にRiftのHDMIを刺す。

・裏のグレーっぽい側(PCって書いてる方)にHDMIケーブルを刺して、PCと繋ぐ。

・LinkBoxの電源をコンセントに入れる。

USBはRiftのUSBケーブルをオレンジにつなぎ、PCとLinkBoxを更に別のUSBケーブルでつないでもいい。
ただ、別のUSBケーブルが無ければ、RiftのUSBケーブルを直接PCに突っ込んでもOK。
つまり、HDMIだけ経由すればOK。

Oculus Rift のVR体験は本当に素晴らしいので、面倒くさがらずに是非試してみてほしい。