ヨーロッパの町並みの美しさは、ひとえに歴史の重みがあるからということもある。築500年以上の建物が今でも使われていたりするわけだ。
以前豪商の邸宅だった場所が、部分的に聖堂になり、または飲食店になり、そして民家になる。木造主体で地震の多い日本ではなかなか実現しえない歴史の厚みを感じに、世界遺産の街の裏へと回ってみよう。
観光客がいっぱいいるようなモニュメントの場所とは一風違った、静かな歴史を感じられる。
「西ヨーロッパ」カテゴリーアーカイブ
ローマンアーチのクオリティの高さとは?ローマ帝国の水道橋
景観の美しさもさることながら、ほぼ原型をとどめているローマンアーチのクオリティの高さに驚かされる。当然補修はしているが、補修をしても崩れるものは崩れるし、元のクオリティが低ければ補修・改修にも時間もお金もかかるわけだ。
ローマの水道橋のクオリティの原点はその設計力である。精密な設計に基づくすぐれた建築力。それこそがローマの反映を支えた。
アラビア様式とラテン様式の融合。ムデハル様式の教会
スペインの中部、南部にはアラビア風の文化、建築物が沢山残っている。
かつてスペインは北アフリカの国に侵略されたり、逆に侵略したりと色々してるうちに文化が混ざったわけだ。
「歴史は勝者が創り、文化は敗者が創る」の言葉通り、時に勝者となり時に敗者となったが故に、歴史も文化もごちゃまぜ、それがスペインの魅力の1つだろう。