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アイルランド移住 Part 7:STEPプログラム審査結果:許可or不許可

Part 7:STEPプログラム審査結果:許可or不許可

Part 6 でSTEPの申込も終わりましたので、あとは結果を待つばかりです。

審査結果で許可された場合は、アイルランドに転居後になりますが、
・アイルランドの法律家と面談しちゃんとした人間であると宣誓書(affidavit)を貰う
・任意の健康保険に加入する
などが残っています。

審査結果:許可or不許可

Part6 STEPのビザ申請の手順 で書いた通り、申し込みが完了したのが2022年1月10日ごろです。

そして、受付完了メールに書いてあった、審査開始日が3月末です。

そのメールに審査期間は4~6週と記載されていたので、まあ結果が出るのは早くて5月中旬かなと思っていました。

そして、来る4月13日結果が届きました(メールで)。

え?早くない?
審査に4~6週って言ってたのに12日間で結果でたの?

まあ、多分僕以外誰も申請してなかったんでしょう。

コロナという時期も時期ですし、そもそも誰もアイルランドみたいな寒くて雨が多くて風の強い国に行きたいなんて思ってないのかもしれません…

アイルランドにもいいとこいっぱいあるんですけどね。

小話はさておき、

結果….見事合格しました。

余談ですが、ヨーロッパあるあるなんですけど…
名前間違っとるやないかい!

友井さんって誰やねん!全然ちゃうやんけ!

と盛大に突っ込みを入れて、「修正してね。」ってメール送って修正してもらいました。

名前が違うと、入国審査で拒否されるかもしれませんしね。

これでSTEPを利用してアイルランドに移住する話はおしまいです。

移住はまだ始まってもいません、これから色々難しいこともあるかもしれませんが、がんばっていきます。

思ってたよりつまらなかったらすぐ日本に帰ってくるかもね。
と冗談言いながら旅立ちます。

アイルランド移住 Part 6:STEPプログラム申し込みの手順と必要書類

Part 6:STEPのビザ申請の手順と必要書類

僕がSTEPでアイルランドにビザ申請をした手順を紹介。

ついに実際に申請を行う手順です。

書類不備がないか慎重に準備して申し込みをしました。

必要書類を集めるのにも順番がややこしかったり、苦労した部分もありますのでその辺を紹介します。

STEPに申し込む方法・注意点

Part 5 STEP申請のためのビジネスプランを書く で紹介しましたが、天王山は何といってもビジネスプランです。

ビジネスプランが書けてしまえば、あとは書類不備さえなく提出するだけなので、しっかり確実に準備していくことを心がけました。

STEPの申込はメール添付で全てのファイルを送信した後で、原本の郵送
という流れ
になっています。

余談、ヨーロッパあるあるですが…..

「質問はこちら」とかいているメールアドレス(startup@justice.ie)に、質問しても返事はほぼ返ってきません

運よく部署がしっかり仕事をしていて返事が来たとしても、早くて2週間後なので、あんまりあてになりません。

僕も申込タイミングについて質問メールを送りましたが、返事は来ませんでした。

申込後に、代表メールアドレスではなく、担当部署のメールアドレスが分かってからは、ちゃんと連絡できるようになりますので、そういうもんだと思っておいてください。
 

STEP申込の時期とタイミング、手数料など

STEPの申込時期はいつでもOKです。

2017年以前は、この期間に申し込むこと、のような期間が設けられていましたが、2018年からは常時受け付けています。

ただし、審査は4半期に一度(9月末、12月末、3月末、6月末の年4回)です。

例えば、12月~2月に申込をした場合は3月末の評議会で審査されることになります。

審査には4~6週間かかります。

STEPの申請手数料は350ユーロです(アイルランドの該当銀行に振込む)。

申込時の自動返信メールや、その後の担当者とのメールはこのパートの最後に紹介しています。
 

STEP申し込み必要書類と手順

申込の必要書類と手順を紹介していきます。

少し長くなりますが、大切な部分ですので下で細かく紹介します。

必要書類(英語でない書類は英訳をつけること)
・記入したSTEP申込用紙
・ビジネスプラン
・CV(履歴書)
・推薦状(※必須ではない)
・5万ユーロ以上の資金の証明
・5万ユーロの資金源の説明
・犯罪歴がないことの証明
・パスポートコピー
・戸籍謄本(※家族のVISAも申請する場合のみ)
・既存ビジネス移転の場合、現ビジネスの最新の決算書
・申請費用350ユーロの支払い証明
・パスポートサイズの顔写真2枚

それぞれの書類の説明は下記の通りです。

・記入したSTEP申込用紙(STEP-Application-Form)
アイルランド移民局STEPページからダウンロード可能です。

・ビジネスプラン
Part 5で書いたものです。

・CV(履歴書)
A4 2ページ以内。
日本の履歴書と違い、定形の形はありません。
経験、スキル、エッセイ(意気込み)などをアピール

・推薦状(必須ではない)
会社の上司や大学時代の先生などからの推薦状。
僕の場合は高校の同級生にヨーロッパ担当の外交官がいたので、その友人に頼みました。

ちなみに、文章は全部僕が書きました。本人にはサインをもらっただけです。

推薦状pdfサンプル(役職・名称などは架空)

・5万ユーロ以上の資金の証明
Part 4 その2で開いた銀行に振り込み、オンラインバンキングからダウンロードしたBank Statementのpdfを印刷したものです。

日本の銀行に入ったままのお金の場合はPart 3 STEPプログラムの条件 で紹介している細かい要件をクリアする必要があります。
なお、これは個人資産である必要はなく、ビジネスプランの原資としてのお金です(つまり、借金や第三者の出資でもOK)。

・5万ユーロの資金源の説明
僕の場合は個人資産なのでPersonal Funds。
なお、Business loan(融資), Venture Capital funding(出資)なども可なので、そういったお金の場合は、その証拠となる書類(とその英訳)が必要です。

・犯罪歴がないことの証明(Evidence of Character)
自分の住んでいる都道府県警察本部で複数言語で書かれたものを取得できます。
2週間程度必要なので注意。ただし、本人は中身は見ることができません。

犯罪経歴証明書は外務省によるアポスティーユ認証が必要です。


外務省で中身を確認し、アポスティーユした上で再度封印されます。

やっぱり本人は中身を見る事はできませんので、
犯罪歴の有無も自分では確認できません。

・パスポートコピー(家族がいる場合は家族の分も)
ただのコピーではなく、Certified Copyである必要があります

最寄の公証役場で公証印をもらいましょう。
即日発行、手数料は1人分で8000円ぐらいだったと思います。



公証役場で認証してもらうと同時にアポスティーユ認証もされますので、パスポートを外務省に送ってアポスティーユ認証してもらう必要はありません!

・配偶者や子供がいる場合は戸籍謄本
戸籍も英訳とアポスティーユが必要なのですが、方法が3パターンあります。

1.在アイルランド日本大使館(領事館)で戸籍謄本から、英語の出生証明および婚姻証明を作ってもらう

2.戸籍謄本取得→英訳→英訳を公証役場で公文書化→公文書化した「戸籍謄本の翻訳」をアポスティーユ

3.戸籍謄本取得→日本語の戸籍謄本をアポスティーユ→英訳を添付

コロナ禍であり、気軽にアイルランドまで行ける状況ではなかったので、最も確実な選択肢1は諦めました
2は、戸籍を英訳したものを公証役場で公文書として認定してもらう手間が嫌だったので、結果的に僕は3を選びました



自分で英訳して、自分のサインを書き、全てをホチキス止めして割り印をしています。

公証役場で貰った、パスポートのアポスティーユと同じ形にして体裁を整えました

関係各所に連絡して確認しましたが、絶対にこうしなければいけないという手順は決まっていません
基本的には「ちゃんと分かればそれでいい」という感じです。

なお、不備があれば、追加書類を要求される場合もあるようです。

・既存ビジネス移転の場合は最新の決算書
僕は日本で会社を経営しているので、決算報告書の財務三表を英訳して添付しました。

なお、財務三表の英訳は自分でやり、自分のサインをしました。

・申請費用350ユーロの支払い証明
僕の場合は5万ユーロの資金の証明と同じものです。
Bank Statementのpdfを印刷したものに「これが申込費用振込の証明です」とメモを添えました。

・パスポートサイズの顔写真2枚
申請の封筒に入れる
写真の裏にブロック体で自分の名前を書くこと。としか書かれていないのですが、
僕の場合はジップロックに入れました。

※アポスティーユについて

パスポートコピー、犯罪経歴証明書、戸籍謄本に関しては公証役場、または外務省によるアポスティーユ認証が必要です。

戸籍謄本は英訳が必要になります。
英訳したものをアポスティーユするには、英訳した紙を公証役場で認証してもらう必要があります。

なぜなら、戸籍謄本は公文書ですが、英訳したものは私文書になるからです。

なので、英訳した紙(私文書)を公文書として認証してもらわなければ、アポスティーユはできません。

なお、アイルランドの場合は、英訳を他社や他人に依頼する必要はありません。

自分自身の英訳で大丈夫です。


 

STEP申し込み完了

上記の全ての書類をスキャンして(IIP&STEPapplications@justice.ie)宛にメールで送信します。

ビジネスプランなども含めて全てpdfにして添付しておきます。

サインなどを手書きする必要のある書類は、手書きした後でスキャンし、全てpdfにしました。

僕の場合は全ての添付ファイルで16個でした。

メール送信してから、全ての原本を郵送します。

ビジネスプランなどは、製本用クリアファイルでバインドしました。

メール送信後、自動返信メールで

Information Notice:
Following stakeholder feedback application windows will no longer apply and applications for the Immigrant Investor Programme may be submitted at any time.

Evaluation Committee meetings will continue to take place at least once a quarter, with the next Committee meeting taking place in late June, followed by September and December.

All documents relating to your application must be submitted to this inbox and your completed application form and proof of the application fee must be posted to our office at the following address:

Investor and Start-up Unit
Irish Naturalisation and Immigration Service
13/14 Burgh Quay
Dublin 2
D02 XK70

The application fee is €1,500 for IIP and €350 for STEP.

Please note that only full and complete applications will be accepted. Applicants and Agents are reminded of the importance of submitting an in-depth independent due diligence report and where required documents that are apostilled or dually legalised by the relevant authorities.

If you have any queries please contact the Investor and Start-up Unit at invexxxxxxxstartup@justice.ie

というメールが届きます。

書類の郵送先などが記載されています。

このメールには次回の審査は6月末、と書かれていますが、結論的にこれは間違いでした。

後に来る受付メールで3月末と訂正されています。

申請費用は€1,500 for IIP and €350 for STEPと記載されていますが、僕の場合はSTEPなので350ユーロです(メール添付に振込証明を付ける必要があったので、この時既に振込済です)

€1,500の方のIIPは投資家VISAなので、今回は関係ありません。

申請から1か月後に申込受付の確認メールが届きました。

Applicant name: (僕の名前)
Business name: (僕のビジネス名)
Person ID: 11xxxxx-xx
Application ID: 20xxxxx-SUEP-xx

Dear Mr. (僕の名前),

Please see attached official acknowledgement letter. This letter contains your Person ID number and an Application ID number which should be quoted on all future correspondence with this Office.

Please be advised that your application will now be reviewed by an independent Evaluation Committee at the next quarterly meeting slated for the end of March.

We will be in contact with you via email when a decision on your application is to hand. This process usually takes 4 to 6 weeks post Evaluation Committee meeting.

Please feel free to contact this Office by return email should you have any queries.

Kind regards,

申込を受け付けました、もろもろのIDをお知らせします。
3月末から審査する予定で、審査には4~6週かかります。
審査結果はメールします。

質問あったらこのメールの返信に書いてね。

という内容です。

ここまでくれば、後は待つだけです。

今回も長くなりましたが、「Part 6 STEPのビザ申請の手順と必要書類」はこれで終わりです。

続く Part 7 ではついに、STEPの審査結果とその後の話になります。

Part 5:アイルランドSTEPのビザ申請のためのビジネスプランを書く

Part 5:STEPのビザ申請のためのビジネスプランを書く

僕がSTEPでアイルランドにビザ申請をした手順を紹介。

STEPのためのビジネスプランの書き方、条件などを記載しています。

STEPのビジネスプランを書く

STEP申請の最大の難所であるSTEP申し込み用のビジネスプランの執筆(?)です。

僕は45ページのビジネスプランを書くのに1ヵ月半かかりました。

まず、日本語でざっくりと構想を練り、そこから英語でコピペも駆使しながら書き、最後にネイティブのスコットランド人に英語の添削をしてもらいました。

ぶっちゃけ、Google翻訳も使いまくりました

僕は、Agritech(農業分野におけるテクノロジー事業)に興味がありましたので、Agritech分野で有名なある大学に連絡をして、コンソーシアム会員(共同研究者)になりました。

共同研究者とはいえ、年会費(協賛金)2万円さえ払えば、誰でもセミナーなどに参加できるといった趣旨のものなので、ハードルは高くありません。

僕には肩書も経験もなかったので、こういった肩書を貰っておくことで、少しでもビジネスプランに肉付けできるように準備しました。

※ちなみに、ビジネスを舐めているわけではありません。
アイルランドでは本気でAgritech分野で事業を起こすつもりです。


 

STEPのビジネスプランの要件

STEPのビジネスプランの要件は、STEPのガイドラインに明記されています。

・革新的でグローバルマーケットに訴求できるビジネス。
・3,4年後に10人を雇用し、年商1億円を超えるポテンシャルのあるビジネス。
・小売やサービス業など、アイルランド国内向けのビジネスは不可。
・ビジネスを運営する能力のある経営陣。
・アイルランド内に本社機能を有する。
・既にあるビジネスを移転する場合は6年以下の若い会社であること。

参照
STEPの説明ページ
https://www.irishimmigration.ie/coming-to-work-in-ireland/what-are-my-options-for-working-in-ireland/coming-to-work-for-more-than-90-days/start-up-entrepreneur-programme-step/

STEPガイドライン
https://www.irishimmigration.ie/wp-content/uploads/2020/01/STEP-Guidelines.pdf

まあ、ハッキリ言ってテクノロジー系ビジネスが求められています。

Webサービス、フィンテック系、スマートデバイス系などが好まれる傾向にあるようです。

僕は、アグリテック分野なので、小規模農業やガーデニングの散水や温度をスマホアプリで管理できる制御デバイスのビジネスを考えました。

機械の開発経験も、アプリの開発経験も全くありませんが、多分なんとかなるでしょう…(楽観主義者)
 

STEPのビジネスプランのテンプレート

STEPのビジネスプランは、テンプレートが用意されています。

アイルランドのDepertment of Justice(法務省)のIIP(投資家VISA)のページから、
STEPで使えるビジネスプランのテンプレートがダウンロードできます
https://www.irishimmigration.ie/coming-to-live-in-ireland/i-want-to-invest-in-ireland/#related

STEP申請用のビジネスプランテンプレート
business-plan-template.docx (Word)

何をどのように書けばいいのか結構詳しく記載されているので、このテンプレートは参考になります

あとは、一般的なビジネスプランのサンプルですが
Take-Out Pizza ビジネスプランサンプル.pdf
こちらも役に立ちました。

ビジネスプランなど英語はおろか日本語でも書いた経験がなかったため、何をどのように書けばいいのか全く分からない状態でした。

紹介しているTake-Out Pizza のビジネスプランのサンプルは、外食なのでプランそのものはSTEPの要件には合いませんが、ビジネスプランの書き方として参考にしました。

MBAや経営学を学んだ人にとっては当たり前なのかもしれませんが

Lean Canvas(事業の強みや弱みを洗い出す手法)
Revenue Sause(収益予想)
Tech Diagram(必要な技術的リソースの見通し)
Projected Cost(ビジネスの初期段階で予想されるコスト)
Required Start Up Funds(ビジネス開始までに必要なお金)

この辺の内容も僕は全く知りませんでした。

日本語のビジネスプランと書き方は基本同じですが、それぞれを調べながら、エクセルなどで表を作ったりして自分のビジネスプランを書き上げていく中で、サンプルを参考にしました。

「Part 5 SETPのビジネスプランの書き方」は以上です。

テンプレートや参考になるサンプルもありますので、なんとか書けると思います。

続く Part 6 では実際の申請の手順やスケジュール、受付確認などについて説明しています。

ヨーロッパ移住 Part 4(番外編)その2:アイルランドで不動産購入(オランダで家を買う情報も少し)

Part 4(番外編)その2:アイルランドで家を買う手順(オランダで家を買う情報もほんの少し)

僕が実際にやった海外移住の手順を紹介。
Part 4 その2では、実際に家を買う手順を紹介します。

アメリカやカナダの不動産購入の情報はたくさんありますが、アイルランドの情報はほとんどないので、参考になれば幸いです。

僕は2020年12月に2LDKのマンションを買おうとしました。

しかし購入手続き真っ最中の2021年上旬からコロナが猛威を振るい、不動産の購入手続きも滞るようになりました。

リセッションに陥るだろうと予想されましたので、Solicitorの提案で値引き交渉をしてもらうことに。

結果、値引き交渉は決裂し、2020年のマンションは断念しました。

次に、2021年9月頃、に3LDKのマンションを買おうと思いました。

この時には内覧は一切せず、オンラインで購入を決めました。

購入が全て完了したのは2022年1月です。

不動産購入には早くて2ヶ月、長くて半年ほどかかりますので、それぐらいのスケジュールで動きましょう。

アイルランドで家を買う手順

投資物件でも賃貸物件でも自分で済む物件でも探し方は基本的に同じです。

不動産検索サイト
Solicitorに契約を依頼
SurveyorにSurveyを依頼
PPSナンバーを取得
お金の振込

この流れになります。

不動産検索サイト

まずは物件を探しましょう。

アイルランドにも不動産会社はたくさんあります。

でも実は、 Daft https://www.daft.ie/ を見ればほとんど全てOKです。

Daft は各不動産会社の情報を一気に見ることができるので便利です。

Daft だけでほぼ事足りますが、参考程度に、

DNG:大手。都市部から郊外まで網羅。
Sherry FitzGerald:大手。都市部の小さな家から郊外のお城まで手掛ける。
Owen Reilly:ダブリン一等地の物件多数。価格は高い。オンライン入札システムを持っている。
Beirne&Wise:ダブリン市内が中心で幅広く物件あり。
BidX1:比較的安めの物件が多い。
BRIDGE:中堅不動産会社。
Moovingo:不動産取扱資格を持っている個人なども多く出している。
Knight Frank:都市部のマンションを多く取り扱っている。

この辺りのWebサイトを見てみてもいいでしょう。

僕の場合はDaft一本で探しました

家不足であること、買い手(つまり僕)が外国人であることなどから、Daft経由で「買いたいんですが」と連絡しても返事すら来ない場合も結構あります

諦めずにたくさん連絡をしましょう。

不動産屋から「話がしたいから電話してきてくれ。」と言われることも結構あります。

電話での英会話に自信がない場合は、後述のSolicitorにお願いするといいでしょう。
 

Solicitorに契約を依頼

不動産売買契約をするには弁護士による書面の作成が必要です。

僕の場合の書類の一部を紹介しています。

売買契約書(Contract).pdf
売買契約書(Contract for Sale).pdf

Solicitor の手数料の相場は、だいたい売買金額の1%~1.5%です。

僕が依頼したSolicitorは1%。

61万ユーロのマンションなので、6100ユーロでした。

書面作成以外にも、Solicitorは

・その物件に前の持ち主が裁判中などのトラブルが無いか。
・契約の時の支払いの仲介(売主にお金を持ち逃げされないように)
・税金や光熱費の日割り計算の合意

などをやってくれます。

僕は日本にいながらダブリンのマンションを購入しましたので、不動産屋との細かい電話連絡、鍵の受け渡しなどもSolicitorにお願いしました
※Solicitor経由で不動産屋に連絡することで、返事が来ず不動産屋に無視される確率も減ります。

Solicitorとのやりとりは全てEメールで行いました。楽チンです。

アイルランド人はとても親切なので、こういった頼み事も、結構嫌がらずに聞いてくれます
(しかも追加料金無しで!)

家の購入代金は、僕からSolicitorの銀行口座に振り込みそこから不動産屋(売主)に振り込まれることになります。

このSolicitorの銀行口座は Client Account と呼ばれており、アイルランドの法律で、買い手(今回の場合は僕)の権利と安全が保障されています。

ちなみに、不動産売買に関するSolicitorとの契約書は pre-contract-questionnaire-property-purchase.pdf こんなのでした。
 

SurveyorにSurveyを依頼

アイルランドでは不動産購入の際に、第三者によるSurveyが必要です。

Surveyを行うSurveyor(サーベイヤー)は、日本で言うところの不動産鑑定士のような資格を持った人です。

僕は、2LDKと3LDKマンションの2か所をSurveyしてもらいましたが、費用は両方とも425ユーロでした。

大きな家になるともう少し高くなるかもしれません。

Surveyorから不動産屋に直接連絡して、Surveyが行われるので、立ち合いは必要ありません

Surveyが終わって1,2週間で、写真が500枚ぐらいと、Surveyのレポートが pdf で届きました。

その時貰ったSurveyのレポートを載せておきます。
survey report.pdf

家の状態(家具・家電の有無)
水漏れの有無
故障個所
駐車場などの状態
エントランスや周辺(最寄り駅までの道など)の状況
注意点
修繕が必要な個所

などが書かれています。

 

PPSナンバーを取得

不動産購入時に Stamp Duty(印紙税) や LPT(Local Property Tax/固定資産税)を支払う必要があります。

そして納税にはPPSナンバーが必須です。

PPSナンバーの取得は、語学留学などでは結構厄介ですが、不動産購入時のナンバー取得は全てSolicitorが代行してくれます

以下の4枚の書類を書くだけで取得できました。

Query Sheet HD 29 Oct 2019.doc(Word)(なぜPPSナンバーが必要なのかを書く書類)
REG1 24.10.2018.pdf(PPSナンバー取得申請書)
Consent form.doc (Word)(PPSナンバーを第三者に渡すことの同意書)
Exceptional Application.doc (Word)(アイルランドに住んでないがPPSナンバーが必要である特例申請書)

書類は全てメールされてきたので、印刷して該当箇所に記入。

サインをしてスキャンしてSolicitorにメールで送っただけです。

 

お金の振込

この時点で、僕はアイルランドの銀行口座を持っていません

なので、日本の銀行から、Solicitor の Client Account にお金を振込みます。

これがなかなかに厄介でした。

僕のメインバンクはゆうちょ銀行です。加えて新生銀行、楽天銀行、あとメガバンクを2つほど持っています。

ゆうちょでは月間20万円以上の海外送金は無理だと言われました。

楽天銀行も年間100万円が上限です。

メガバンクは審査の上で振込可能なようですが、手数料がかなり高いです。
振込手数料は3000円~5000円ぐらいだったと思いますが、スプレッド(為替レート差異)が非常に広く、2,3%多く支払う必要があります。

というわけで、新生銀行の海外送金サービスの Goレミット を使いました。

新生銀行 Go Remitでも通常の送金限度額は月30万円などの制限がありますが、事情を説明すれば上限なく送金が可能になります。

なお、多額の海外送金には金融庁で定められた審査があります。

・送金の原資の出所(給与・投資による利益・遺産相続など)
僕の場合は過去3年間の通帳のコピー、自社の過去3年間の決算報告書、証券会社の取引履歴過去3年分
などを提出させられました。

・マネーロンダリングや北朝鮮に関係するお金ではないことの誓約。
これは口頭での質問で終わりました。

・送金が必要な理由とその証拠
今回の送金理由は「不動産購入」なので、Solicitorや不動産会社に書いてもらった売買契約書のコピーを提出しました。

2020年の1回目の審査には2ヵ月ほどかかりました。

2021年の2回目の時には1週間かからず終わりました。

なぜ2回目がここまで早かったのか、詳細は分かりませんが、人員が強化されたのかもしれません。

他に検討した送金方法

Transfer Wise(現Wise)Revoluteももちろん検討しましたが、月間上限30万などの制限があるため、結局、銀行振込しか選択肢がありませんでした。

クレジットカード(SolicitorのSquare)による支払
更に、BitCoinによる送金も考えました。

クレジットカードの為替交換レートよりも、新生銀行 Go Remit の方がレートが良く、300万円以上の送金になると、クレジットカードよりも、Go Remitの方が有利でした。
BitCoinも同様で、円→B→ユーロの2回の換金手数料が高く多額の送金の場合は振込の方が有利だという結論になりました。
 

アイルランドで銀行口座を開設する(日本に住んでる段階)

家の購入が完了したら、光熱費(Utility bill)や共益費(Management fee)の支払いが必要になります。

ここでアイルランドの銀行口座が必要になってきます。

家の購入してアイルランドの住所ができ、
PPSナンバーも取得しましたので、晴れて銀行口座の開設が可能になりました。

銀行口座の開設には現地の銀行の支店に行く必要があります。
2週間アイルランドへ行きその間に銀行口座を開設しました。
 

通常、銀行口座開設に必要な書類は下記の通りです。

・住所を証明するもの(光熱費のレシートや税金の支払証明)を2種類
・身分証明書(パスポートなど)

僕はまだ銀行口座を持っていないので、光熱費が払えていません。

光熱費を支払うために銀行口座が必要
銀行口座を開くために光熱費のレシートが必要

鶏と卵のパラドクスです。

さらに、2021年11月頃だったのでコロナ後の開国直後でした。

AIBでは、銀行口座の開設までに最低2ヶ月と言われ断念

BOIは、口座開設書類の提出を即日行うことができました
銀行員(というか守衛さん?)がとても親切で、書類の書き方(支店にある端末で入力して印刷)も丁寧に教えてくれました。

審査は通常1週間、でもコロナ後で忙しいので長くかかりそうと言われ「1か月後ぐらいにまたアイルランドに来なきゃダメかな」と2週間での口座開設は半ば諦めモードでしたが…

なんと3日ほどで銀行口座が開設できました。
BOI最高。

ちなみに、鶏と卵のパラドクスを克服するために苦肉の策で提出した書類が以下です。

Payment Receipt-deposit.pdf(不動産売買のデポジット支払い証明)
Lttr 28.10.21.pdf(Solicitorからの売買完了の手紙)
Full Return Details.pdf(税務署からのStamp Dutyの名義変更の書類)
Stamp Duty Certificate.pdf(Stamp Dutyの支払い証明)
energy-bill.pdf(光熱費のデポジットの支払い証明)

どれも銀行が定める正規の書類ではなく、これで審査が通るかは正直賭けでした。

しかし結果として銀行口座は作れましたので、良しとしています。

口座開設から3,4日で
初期PIN(ATM用の4桁PIN)

初期365PIN(オンラインバンキングのログイン用6桁PIN)

が郵送で届きます。

なお、365(オンラインバンキング)をアクティベートするためには、カスタマーセンターに電話して、生年月日や最終トランザクション日(新規の場合はトランザクション無し)などの質問に口頭で答える必要があります。

 

オランダの家探し(おまけ)

ほんの余談ですが、オランダでの不動産探しは funda だけでOKです。

https://www.funda.nl/

僕は結局アイルランドに決めましたので funda はあまり使っていませんが、英語表記もできますし、使いやすいです。

かなり長くなってしまいましたがPart 4のアイルランドで不動産を買う手順はここまでです。

次のPart 5では、ついにSTEP用にビジネスプランを書く方法を記載しています。

アイルランド永住 Part 3:アイルランドSTEPビザ申請手順

Part 3 アイルランド永住を目指して、アイルランドSTEPビザ申請手順

海外移住の手順と、VISA申請、移住先をどうやって決めたのかなど実際に僕がやってきたことをメモしていきます。

アメリカやカナダ情報はたくさんありますが、アイルランドの情報はとても少ないので、ここにメモしておきます。

STEPプログラムを使って永住する手順

Part 1でも紹介しましたが、僕は「Start-up Entrepreneur Programme (STEP)」というVISAを取得してアイルランドへ移住することを目標としています。

僕がSTEPでアイルランドのVISAを取得する手順は下記の通りでした。

STEPの条件を確認する(条件については、次項の「STEPプログラムの条件」で記載しています)
移住の準備をする
アイルランドで家を買う
PPSナンバーを取得する
アイルランドの銀行口座を開く

僕がとったこれらの手順はSTEPの必須条件ではありません。

必須ではないのに、なぜこの手順で進めたかの説明もしていますので、参考にしてみてください。
 

STEPの条件を確認する

まずはSTEPの条件をザックリ確認しました。詳細は次項にまとめています。

簡単に言うと、3,4年で年商1億ぐらいに成長するビジネスプランを考えて、アイルランドで開業するならVISAをあげます。
という内容です。

一見とても難しそうに思えます…

内緒話ですが、VISAさえ貰ってしまえば、その後審査があるわけではなく、何とでもなる

小売業、サービス業不可と書かれているが、これも審査があるわけではないので、まっとうに商売していれば何でもOKというのが現実。です。
(現地の弁護士談)

僕はITエンジニアリングでビジネスプランを考えました

僕自身、全くもってITエンジニアの経験者ではありませんが、勉強すればなんとかなるでしょう(楽観主義者)。
 

移住の準備をする

日本では、小売業・卸売業を小さな自分の会社で営んでいましたが、この事業を他社に譲渡(売却)しました。

移住の3年ほど前のことです。
(当初は移住の1年前のつもりでしたが、新型コロナの猛威により、2年延期となりました。)

引っ越しに向けて荷物の整理・家具や本の処分(ラクマで売ったり、ジモティーで貰ってもらったり)。

ITスキルを磨く。
30代半ばから新しいことを学ぶのは簡単ではありませんでしたが、移住後の生活基盤をできるだけ安定させるために、海外からでも収入を確保できるITスキルを学びました。

ホームページ制作、動画編集、プログラミング(JavaScript、PHP、Python)などのスキルある程度身につけました(全然一流レベルではありませんが、ITスキルは無駄にはならないでしょう)。
 

アイルランドで家を買う

僕の場合は新たにビジネスにチャレンジしたいという目的がありましたので、ヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれるダブリン(アイルランド首都)に住みたいと思っていました。

ダブリンは慢性的に家不足で、家賃も非常に高いことが知られています。

そこで僕の場合は家を買うことにしました(実際に購入したのはアパートですが…)

賃貸ではなく買った理由は下記の通りです。

・家不足のため、条件のいい賃貸は難しそう。
・基本的に不動産の価値は築年数に関わらず下がらない(リセッションで下がってもすぐ戻る)。
・家不足のため、簡単に人に貸せて、家賃収入にもなる(ハウスシェアも楽しそう)。
・STEP申請のビジネスプランを書く際に、既に設備投資も開始していてやる気満々ですと言える。
・アイルランドの銀行口座の開設に住所とPPSナンバーが必要。

アイルランドに限らず、海外で家を買うことは、分からないことだらけでハードルが高いと感じている方も多いと思います。

アイルランドで家を買った話は、値段や手続きも含めて Part 4(番外編)その2 アイルランドで家を買うにまとめていますので参考にしていただければ幸いです。
 

PPSナンバーを取得する

PPSナンバーは、日本でいうところのマイナンバーです。

就職、納税、社会保障、銀行口座開設など、ありとあらゆる場面で必要になります。

語学留学などの場合は、PPSナンバーの取得が結構厄介らしいのですが、僕の場合は家を買うタイミングで、不動産取得税(Stamp Duty)を支払うため、納税のタイミングで自動的にPPSナンバーは取得できました。


 

アイルランドの銀行口座を開く

家を買い(住所ができた)、PPSナンバーも取得できたので、アイルランドの銀行口座を開設しました。

Part 4(番外編)その2 アイルランドで家を買う にも書いていますが、家を買ったのは日本からです。
内覧もしていません(コロナのせいで)。

しかし、銀行口座開設は現地の銀行の支店に行く必要がありました。

ということで、旅行がてら2週間アイルランドへ行き、苦労しながらもBank of Irelandで銀行口座を開設しました。

銀行口座開設の説明は Part 4(番外編)その2 アイルランドで銀行口座を開設する に書いています。

 

STEPプログラムの条件

・国際的なマーケットに働きかけるビジネスをアイルランドで行う(小売、サービス業は不可)。
3,4年で10人ほど雇用でき、4年後に年商100万ユーロ以上(だいたい年商1億円以上)を見込めるビジネスプランであること。
・経験のあるマネジメントチームが運営すること。
本社をアイルランドに置くこと。
・既存ビジネスの移転の場合は、6年以内に始まった若いビジネスであること。
・既存ビジネスの場合は、自国の最新の決算書を提出すること。
・多国籍企業の場合は、どこの国で何人雇うかとかを明示すること。
5万ユーロ以上(だいたい700万円)の開業資金が過去3ヶ月間ずっとあることを証明すること。
・上記開業資金がアイルランド国内でユーロとして送金可能である証明をすること。
申請費用として€350支払うこと。
警察での犯罪経歴証明書(Police Report)を取得し提出すること。
・配偶者がいる場合、戸籍謄本(婚姻証明書として)。

・任意の健康保険に加入する必要がある。ただし、これはVISA取得後の住む段階。
・アイルランドの法律家による宣誓書(affidavit)を貰う事。ただし、これはVISA取得後の住む段階。
・貰えるVISAは、2年。アイルランドからの出入りは自由。
・2年後に申請して3年延長
・2度目の延長申請以後は5年ごと更新。
・STEPでVISAを更新できない場合は(ビジネスの業績悪化など)、別の就労VISA(Work permit)や、新たなSTEPの申請を行う必要がある。
審査の結果、拒否されても再挑戦できる

これらの条件は必ず確認しておきましょう。

参照ページ
https://www.irishimmigration.ie/coming-to-work-in-ireland/what-are-my-options-for-working-in-ireland/coming-to-work-for-more-than-90-days/start-up-entrepreneur-programme-step/

STEPガイドラインpdf
https://www.irishimmigration.ie/wp-content/uploads/2020/01/STEP-Guidelines.pdf
 

それぞれの書類に関する詳しい説明はPart 6 申し込み手順・必要書類にまとめています。

なお、決算書など日本語の書類は全て英訳する必要があります。

戸籍などの公文書は英訳に加えて外務省によるアポスティーユ認証が必要です。

4年後に10人雇って年商1億以上、はあくまでも参考なので、申請時点ではあまり気にしなくていいです。
それぐらいの意気込みのあるビジネスプランを書けばいいのです。

経験のあるマネジメントチームが運営も同じで、「私実績あります!」と言えばOKです。

5万ドル(700万円ぐらい?)の残高証明は必須です。

申請費用やその他もろもろ、現地に住んでからの一時的なお金も合わせて、1000万円ぐらいの現金があれば、STEPに挑戦できると思います。

海外移住を本気で考える人であれば、これぐらいの貯金はできるでしょう。
なんなら親に借りたりもできるかもしれません。

・5万ユーロ以上(だいたい700万円)の開業資金が過去3ヶ月間ずっとあることを証明すること。
・上記開業資金がアイルランド国内でユーロとして送金可能である証明をすること。

この2点は日本人にとっては結構厄介です。

日本の銀行は「レター(証明書)」を書いてくれません

英語での残高証明はゆうちょ銀行で出せますが、ある時点での残高証明しか出せず、過去3ヶ月間ずっと残高が5万ユーロ以上相当ある証明にはなりません

また、僕が調べた限りでは「アイルランド国内でユーロとして送金可能である証明」は日本の銀行から貰える書類では証明できません

日本の弁護士に依頼して上記内容の文章を書いてもらい
文章を英訳(自分で、または翻訳者へ依頼して)し、
公証役場で公文書化(私文書→公文書へ)し、
外務省でアポスティーユ認証を貰う(公文書以外はアポスティーユできないので)
という方法もとれなくはないですが、非常に煩雑です。

公証役場での認証や、外務省でのアポスティーユに関しては、Part 6 STEPプログラム申し込みに詳しく記載しています。

ただ、日本の銀行残高でSTEPを申し込む作業は面倒だったので、僕は一番手っ取り早くて確実な「アイルランドで銀行口座を開き」そこに5万ユーロ以上を預金することを選びました

この方法であれば、残高証明も、ユーロとして送金可能うんぬんも全く必要ありません

オンラインバンキングでから pdf でダウンロードできるバンクステートメントを印刷して添付するだけでOKです。

銀行口座を開設するにあたって、PPSナンバーとアイルランド国内の住所が必須になります。

僕はアイルランドで家を購入しましたので、PPSナンバーも住所も両方クリアできましたが、賃貸の場合にはこの辺りは少し苦労するかもしれません(でも不可能というわけではありません)。

長く細かい話になりましたが、Part 3のSTEPビザの要件や簡単な手順はここまでです。

Part 4 は少し番外編になりますが、アイルランドの不動産事情、アイルランドで不動産を買う理由、不動産を買う方法、手順を紹介しています。

アイルランド移住 Part 2:アイルランドで永住する方法 – STEPプログラム

Part 2 あこがれの海外移住:なぜ移住先としてアイルランドを選んだのか

海外移住の手順と、実際に僕がやってきたことをメモしていきます。

アイルランド移住の情報はアメリカやカナダと比べ情報がとても少ないので、ここにメモしておくことで、何かの役に立てば幸いです。

なぜアイルランドを選んだのか

アイルランドを選んだ理由は複数ありますが、メインは下の5つの理由です。

法人税
教育水準
人の性質
移民政策
他国との比較

法人税の安さは世界屈指

法人税は12.5%(グローバル企業へは15%)と、先進国の中ではずば抜けた低さです。

日本の23%ぐらい、アメリカの35%ぐらいと比較しても際立っています。

アイルランドでビジネスにチャレンジしたいと思っている僕にはこれは大きな魅力です。
 

教育水準の高さ

アイルランドの教育水準は非常に高いことで有名です。

イギリスやアメリカよりもはるかにいい教育が受けられる事で知られており、イギリス人で子供が生まれたのでアイルランドに移住し、子供が卒業するとイギリスへ戻る、という話もよく聞きます。

いわゆるTop of Topを比べると、オックスフォードやスタンフォードを有するイギリス、アメリカの方が上でしょう。

しかし、平均的な教育水準はアイルランドが先進国の中でもトップクラスだと言われています。

アホばっかりの国は嫌でしょ…?
 

人の性質

アイルランド人はみんな「フレンドリーで親切、サービス精神にあふれて」います。

道で普通に話しかけてきてくれますし、コールセンターなどの電話応対もとても親切です。

僕のへったくそ英語でも電話口でとても丁寧に対応してもらえます。

移民に対しての嫌悪感が少ないというのも、移住先に選ぶには重要なファクターです。
(もちろんゼロではありませんし、善人ばかりではありません!)
 

移民政策

英語が公用語で先進国の中で、移民受け入れに積極的なのは、カナダとアイルランドです。

アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドは、カナダ、アイルランドに比べ厳しめです。

国際結婚や転勤であれば移民政策は関係ありませんが、僕の場合は、何もない状態での移住なので、移民受け入れに積極的な国の方が何かと便利です。
 

他の移住候補の国との比較

実は、最初はイギリスへの移住を目指していました。

しかしイギリスのEU離脱がありました。

グローバルビジネスの機会減少やヨーロッパ旅行の手間の増加があり、イギリスは移住候補地から除外することにしました。

何より「日本と違い、若さ溢れる国でチャレンジしたい」という思いが強かったので、「イギリスも日本と同じ島国根性か」と、イギリスという国を見損なってしまったのが大きな理由です。

もちろんEU離脱にはいい面もあるでしょう。

ただ、僕の価値観とは合わないなと思ったのです。
 

アメリカに関しては始めからハードルが高いと感じていました。

実際にトライしてみればそうでもないかもしれませんが、やはりヨーロッパを第一候補にしたいと思っていたので、アメリカは第一候補にはなりませんでした。
 

カナダは、旅行で行った時に、のんびりしていて凄くいい国だと感じました。

でものんびりしすぎていて、まだまだチャレンジしたいと思っている僕にとっては、スローライフすぎると思いました。

カナダは素敵な国だと思いますので、もし今自分が65歳だったら、カナダを選んでいたかもしれません。

 

オランダも検討した国の一つです。

ビジネス環境、教育水準、(日本人に対しての)移民政策など、オランダは日本人にとって、最も移住しやすい国の一つです。

日常生活は英語でも全く問題ありません。

ただし、公用語がオランダ語なので、文章や手続きはオランダ語のものも多いのがネックです。

公用語は英語である方がベターだと思い、オランダも第一候補から外しました。
 

他の移住先候補、プランB、滑り止め

以上の理由で、移住先の第一候補をアイルランドに決めました。

もしも、アイルランドへの移住がとん挫した場合、VISA申請が認められなかった場合には、オランダをプランBとして考えています。

オランダと日本の間には「Dutch Japanese Trade Treaty(日蘭通商航海条約)」と呼ばれる条約が結ばれており、日本人はオランダで自由に働く権利が認められています。

簡単に言うと、銀行残高が30万円程度あり、オランダに住む住所(賃貸OK)があればオランダの居住権が得られます

移住の条件としては非常に緩く、日本人であれば、ほぼ誰でもオランダに移住可能と言えます。

参考 https://ind.nl/en/work/working_in_the_Netherlands/Pages/Self-employed-person.aspx

オランダはアイルランド以外の移住候補として、最後まで悩んだ国でした。

なのでもしアイルランドに移住できない時には、オランダ移住に切り替える予定です。

「Part 2 アイルランドで永住する方法」はこれで終わりです。

次回のパート3では、アイルランドのVISA申請の条件などを確認していきます。

 

アイルランド移住 Part 1:STEPプログラムを使ってアイルランドで永住を目指す

Part 1 海外移住を目指して:アイルランドに移住した話

アイルランドへの移住の手順、なぜアイルランドにしたのかなど、実際に僕がやってきたことをメモしていきます。

アイルランド移住の情報はアメリカ移住やカナダ移住と比べ情報がとても少ないので、参考になれば幸いです。

自己紹介

まずは簡単に自己紹介を。
38歳(移住時)、既婚(国際結婚ではない)。

全然一流じゃない大学を、全く優秀ではない成績で5年半かけて卒業。

空港税関に就職しましたが、イギリス留学を決意して1年で退職。

2年間のイギリス留学(ワーキングホリデーVISA)から帰国。

イギリスから帰国してからは10年間働き、アイルランドへ海外移住を決意

特殊な能力はなく、語学力も日常会話OKレベル。

親は普通の地方公務員。

こんなザ・普通の僕がアイルランド移住してみた備忘録です。

 

なぜ海外移住したいと思ったのか?

凄く簡単に言うと「あこがれ」です。

転勤でもないし、国際結婚でもありません。
ただただ「ヨーロッパで生活をしたいから」につきます。

学生時代から海外旅行は好きで、貧乏旅行ですが、イギリス、フランス、フィリピン、タイ、スリランカ、エジプト、メキシコ、ラオスなどを旅行しました。

高校生の時は英語の成績は学年最低
あまりの成績の悪さに、追追追試験まで受けさせられ、最後のテストを受けたのは僕一人でした。

正真正銘の学年最低です。

イギリスでの2年間のワーホリを経験し、やっぱり海外で生活したいと思うようになりました。

なぜアイルランドを選んだのかについては、次のパート2で詳しく述べています。

 

アイルランドに永住(移住)する方法

複数の方法がありますが、大きく分けると以下の5つです。

・大金持ち
・現地での就職(現地への転勤)
・起業
・国際結婚
・不法滞在を長く続ける

 

大金持ち

アイルランドでは、総資産が200万ユーロ以上であれば移住可能です。
だいたい2億5千万です。”現金” ではなく “総資産” なので、持ち家や株、国債なども含まれます。

アイルランドに限らず、イギリス、アメリカなども同様のVISAが存在します。

アイルランドでは、The Immigrant Investor Programme (IIP) と呼ばれていて、いわゆる「投資家VISA」です。
 

現地での就職(現地への転勤)

グローバル企業に勤めている人や、現地の大学を卒業した人などには現実的な方法だと思います。

しかし僕は大企業勤めではなく、卒業した大学も日本国内です。

世界中で活躍できるような天才でもなく、キャリアもない。

語学も「そこそこ」レベル、年齢的にもハードルは高めです。
 

起業

アイルランドには起業家VISAがあります。

Start-up Entrepreneur Programme (STEP) と呼ばれています。

僕はこのSTEPを使っての移住を目指しました。

STEPを利用しての移住に関する条件などは、パート3で詳しく紹介しています。
 

国際結婚

既婚者なので無理です。
 

不法滞在を長く続ける(5年以上)

合法滞在でも不法滞在でもなんでもいいので一定期間その国に留まることで、合法的にVISAが貰える制度があります。

一部では、最も簡単な(ポピュラーな)方法の一つですが、僕は「あこがれの海外生活」をしたいので、この方法は選びません。

せっかくヨーロッパに住むのだから、ヨーロッパの他の国へ旅行もしたいですし、
海外に住めれば何でもいいわけではなく、楽しく住みたいからです。

Part 1 の簡単な自己紹介となぜアイルランドにしたのかはここまでです。

さて、続くパート2では移住先としてなぜアイルランドを選んだかを書いていきます。

お楽しみいただければ幸いです。