Google Apps でGmailのシステムを使い、独自ドメインメールを使いたい
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関連記事:
Google Apps や Gmailでドメインの所有権の確認をする方法
Gmailから、別のメールアドレスの「なりすまし」でメールを送信する方法
も参照のこと。
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Webメールのシステムで自分の独自ドメインメールを運用したいという声は大きい。
その人気第1位がGmailのシステムを利用できる Google Apps だ。しかし、2012年12月以降は、無料会員の新規登録を中止し、有償でのみ利用可能となっている。
詳細はこちらで確認できる。
Google Apps
Outlook.comやinbox.comなどの他のサービスはどうか?
Webメールに関しては同様のサービスであったOutlook.comも2015年初旬に無料新規登録中止。
英語サービスのみながら唯一の選択肢として最後まで残っていたinbox.comも2015年初旬に新規登録を中止してしまった。
2015年8月時点で無料で独自ドメインのメールアドレスでWebメールを利用できるサービスはなくなってしまった。
各社は、スマートフォンアプリなどを活用して運用するか、もしくは有料登録をするようにシフトしている。
Google Appsで無料でドメインメールを使う方法
先述の通り、今まで一切GoogleAppsを使っていなかった人が、新しく無料で、独自ドメインのWebメールを活用する事はできなくなってしまった。
しかし、今1つでも独自ドメインメールをGoogleAppsで使用していれば、そのアカウントの設定変更で「ドメインの変更」、もしくは「ドメインの追加」で、独自ドメインのWebメールを無料で使用する事ができる。
Google Appsでドメインメールを使う方法
1. Google Admin consoleにログイン。
![admin-console1](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console1.jpg?resize=474%2C485&ssl=1)
2. 管理コンソールの下の方、「その他の設定」から、「ドメイン」をクリック。
![admin-console2](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console2.jpg?resize=474%2C319&ssl=1)
![admin-console3](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console3.jpg?resize=474%2C326&ssl=1)
3. 「ドメインの追加と削除」をクリック。
![admin-console4](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console4.jpg?resize=474%2C186&ssl=1)
4. 「エイリアスを追加」 をクリック。
![admin-console5](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console5.jpg?resize=474%2C295&ssl=1)
5. 「ドメインエイリアスを入力」 テキスト ボックスにドメイン名を入力(メールアドレスの @ の後ろ部分)。その後、「続行してドメインの所有権を確認」をクリックして進む。
![admin-console6](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console6.jpg?resize=474%2C247&ssl=1)
※この時点で別途「ドメインの所有権の確認」が必要な場合がある。その場合は、Google Apps や Gmailでドメインの所有権の確認をする方法を参照のこと。
6. エイリアスに追加したドメインへのメールをGmailに転送するために、MXレコードの設定をする。「Google MXレコードを設定」をクリック。
![admin-console7](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console7.jpg?resize=474%2C290&ssl=1)
7. ドメインを取得したサーバーにログインしてMXレコードを設定する。ちなみに有名サーバーの場合、Googleが方法を細かく指示してくれる。
![admin-console8](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console8.jpg?resize=474%2C372&ssl=1)
ちなみに、お名前.com の場合は、下の画像のようになるはず。
![admin-console9-onamae](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console9-onamae.jpg?resize=474%2C305&ssl=1)
8. サーバー側でMXレコードの設定が完了してから、Googleの管理コンソールに戻って、「指定された手順を完了しました」をクリック。
![admin-console10](https://i0.wp.com/yellow-goose.com/wp/wp-content/uploads/2015/07/admin-console10.jpg?resize=474%2C323&ssl=1)
これでエイリアス処理は完了。
例えば、今まで、info@domainname.comでメールを送っていた場合、info@newdomain.netに送っても同じメールボックスで受信することができる。
同じメールボックスから、新しいエイリアスドメインのメールアドレスで送信したい場合は、
Gmailから、別のメールアドレスの「なりすまし」でメールを送信する方法 を参照の事。
注意事項
いずれにしても、GoogleAppsもOutlookもinboxも、無償提供はサポート外としていく方針なようなので、もしも利用するのならば、早めに行動しておいた方がいい。
Google Apps も2015年3月をもって、無償ユーザーへの「セカンダリドメインの追加」を停止している。
今回紹介した「エイリアス」もいつ停止されてもおかしくない状況だ。
セカンダリドメインとエイリアスの違いに関しては、ざっくり言うと、セカンダリは通常のドメインと同じような設定が可能。
対して、エイリアスはあくまでも紐づけなので、プライマリドメインの設定を踏襲する形で、Gmailを使って送受信ができるだけだ。
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関連記事:
Google Apps や Gmailでドメインの所有権の確認をする方法
Gmailから、別のメールアドレスの「なりすまし」でメールを送信する方法
も参照のこと。
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