IT企業のブラックバイト中に事故で怪我をしたが、労災保険が使えなかった時の対処法

ブラックバイトで労災を認めてもらえなかった場合の対処法

 
ブラックであっても、ホワイトであっても仕事中に怪我をしてしまうことはある。怪我の治療に労災保険を使う事を拒否されたり、休業補償をしてもらえなかったり、それどころかクビにされたりした場合どう対処すればいいのだろうか。
実例を交えて紹介しよう。
 

事例:ITブラック企業のバイト作業中に事故で腕を怪我

tenokega
IT企業でブラックバイトをして怪我をした時、社長に国民健康保険で治療を受けるように言われてしまった。
労災保険で休業補償もあるはずなのにと思って質問したら、アルバイトには、労災保険は使えないとの事だった。

「お前は労災保険は払ってないだろ?だから使えないんだ。」と。

確かに労災保険は払っていなかったので、普通に健康保険で治療を受けたのだが、病院から「いや、労災保険は雇用側が払うものだから、従業員は払わなくていいよ。バイトであっても関係なく、労災保険は義務ですよ」と言われた。
かといって病院は何もしてくれない(治療はしてもらえるが)。
 
 

行動1:社長に直接交渉→解決ならず

kakokuna-roudou
法律では、労災保険の加入は義務なので、社長がもし労災保険に加入していないのなら違法ということになるのでは。と思い、直接社長に問いただしてみた。

「うちは労働保険は払っていないから、労災は使えない。警察にチクったりしたらどうなるか分かってるんだろうな。保険で治ったんだからそれでいいだろ。それともクビになりたいのか。」
と、脅しをかけられてしまった。
企業側が悪いと分かっている場合でも、嫌がらせや仕返しを思うと自分ではなかなか行動は起こせないことも多い。

ブラックバイトなので、バイトに未練がある訳でもなかったとしても、嫌がらせや報復を考えると、怪我も大したことはないし、ここはもうおとなしく引き下がろう。などと泣き寝入りする人も多い。

泣き寝入りだけは絶対にしてはいけない。
違法な輩を野放しにしても、他の犠牲者が増えるだけだ。
自分で出来ない場合であっても必ず専門家に相談しよう。
 
 

行動2:専門家に相談→無事解決!

まずは、労働基準監督署へ相談するのが一番だ。だが、勤務先との関係などで、自分で行動を起こせない人もいる。自分で戦うことができないのなら、専門家に相談するのが一番効果があるし、早く解決できる。

ブラック社長も、法律、すなわち弁護士や司法書士には敵わない。なぜなら大原則として、違法行為だからだ。
メールや電話で無料相談を実施しているところも多いので、まずは問い合わせてみようしてみよう。

ちなみに、この実例の場合では、司法書士に相談し、労災問題も解決できただけでなく、医療保険の受給も可能となった。

怪我をして労働に支障をきたす場合は、現実的にお金に困ってしまう。
こんな場合も、繰り返しになるが、泣き寝入りだけは絶対にしてはいけない!

 

メール、または電話で無料相談ができる、交通事故や医療保険の専門家の一例

●関東(東京とその周辺)
首都東京法律事務所

●関西(兵庫、大阪、奈良、和歌山など関西一円)
関西交通事故相談センター

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