マヤ・サッカーの球戯場。ルールや試合の様子は壁に残る彫刻で詳細に知ることができる。
アメフトのように防具を身にまとい激しく戦う。敵陣の壁にぶつけると得点になる。輪っかの中にボールを入れるとその場で勝利となる。
これは生贄の儀式の一環で、勝者は神に血をささげる。切り落とされた首から噴き出しす血が、恵みをもたらすと考えられていた…んなわけないのに…
文化や習慣と言ってしまえばそれまでだが、生贄の裏の意図や発祥、根源たる目的には殺人そのものがあるのではなかろうかと思ってしまう。それほどまでにマヤは生贄の儀式が盛んだった。
つまり、統治者または神官のようなポジションの人間が、何らかの理由で殺したい人がいて、理由をつけて殺し、それが慣例化され目的は神への捧物へと昇華された。
今で言う、一種裁判所のような機能を有していたのではないか。