スペインのマドリッドから電車で1時間程度の所に広がる高原地帯をラマンチャ地方と言うが、荒涼とした大地が広がり、「太陽の国」のイメージとはまた違った、土臭い本当のスペインを見る事ができる。
駅からの交通手段はタクシーしかないが、帰りはここからタクシーを捕まえる事は不可能なので、行きのタクシーの人に、2時間後にまた戻ってきてくれ、と伝えておかないと大変なことになる。
スペイン、ラマンチャの風、白い風車
粉ひきなどに使われていた風車。今では衛生上の法律の問題から、人が食べる粉には伝統的な風車でひいたものは使えない。
豚などに与える飼料を作ることはできるが、それでは採算にあわない。現在風車を動かしてひいた粉で作ったパンなどは、お祭りや宗教儀式で使う用にパンにしたりするためだけらしい。
なので実際に動いているところを見られた人はラッキー。
ラマンチャ地方は1年中風が強い。どれぐらい?
スペイン中部の高原地帯のラマンチャ地方は1年中荒涼とした風が吹き荒れる。
だからこそ風車が立ち並ぶ独特の景観が出来上がったのだが、どれぐらい風が強いかと言うと、ジャンパーを広げるとこれぐらい体を斜めにしても倒れないぐらいだ。
中々のものだ。